2011年5月26日木曜日

オークス回顧 2011


レース総括
■道中締まった展開からの上がり勝負
■持久力&末の持続力が問われた


オークス結果
エリンコート2.25.7 34.5 09-09-07-06
ピュアブリーゼ2.25.7 35.3 01-01-01-01
ホエールキャプチャ2.25.7 34.0 12-13-14-12
マルセリーナ2.26.1 34.3 15-15-15-15
スピードリッパー2.26.2 35.2 07-06-05-04
マイネイサベル2.26.2 34.8 12-12-11-09
アカンサス2.26.2 34.4 17-16-15-15

天候:雨 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.3
前半1000m:60.7
12.9-11.2-11.8-12.4-12.4-12.2-12.8-12.2-12.5-11.8-11.5-12.0




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中はある程度締まった展開に
なり、勝負所では徐々に加速するイメージで、平均的な上がりを示している。

まず雨の影響に関しては、元々かなり速い馬場状態ということもあって(多少は
滑る状態…とかはあったかも知れないが)時計はしっかり出ているため、少なく
ともラップ的には、ほとんど考慮しなくてもいいはず。

したがって額面通り、もしくは多少割り引いたくらいでラップを見れば…今回の
特徴は、やはり道中の水準の高さで、まずは一定以上の持久力が問われる展開で
あったことは間違いない。

その分、勝負所での加速は平均と比べれば小さいくらいで、あとは長い直線を
伸び切れるかどうか…という戦いだった。

脚質的には、まずは前には厳しい展開だったということは言えるが、(締まった
展開ということもあって)かなり隊列の長い形になったため、ほとんど緩まない
道中で前を追い掛けた後続に関しても、相当脚を使っている内容を示しており、
なかなかタフなレースだったはず。

という訳で、前から唯一粘りこんだ2着馬だけでなく、1&3(&4)着馬まで
含めて、今回の上位陣の地力は素直に信頼して良さそうで、秋に向けても当然
これらの馬に注目しておきたい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

エリンコート
道中しっかり追い掛ける形から、終いでしっかり浮上して差し切り&粘り切った
内容で、もちろんこれはフロックとかではない。
ただしホエールキャプチャとの比較では、前半の位置取りは高いものの内→中に
持ち出す形で、上手く立ち回って来たという部分もあるので、明らかに優位に
立ったかと言われれば少し微妙。
秋に向けては、当然内回りの秋華賞ということになるので、それまでにレースを
通しての持続力という裏付けが示せるか…といった点に注目しておきたい。

ピュアブリーゼ
自ら締まった展開を作り出して、形としては好位からの溜め→切れという内容で
最後まで良く粘っていて、高い持久力を発揮したと言えそう。
この内容であれば当然地力は信頼できるし、道中のスピード(&持続力)という
裏付けは欲しいものの、脚質などのタイプ的にも秋は楽しみな存在になりそう。

ホエールキャプチャ
少し立ち遅れる形で、道中かなり脚を使う内容ながら終いまで伸び切っていて、
これはなかなかの持久力&持続力を示したと言えそう。
この馬は元々立ち回りの上手さは示しているだけに、本来位置取りの自由も利く
はずなので、秋に向けてはもう少し積極的な競馬が出来れば、可能性はもっと
拡がりそうな雰囲気ではある。

マルセリーナ
前半しっかり控える形から、道中はかなり脚を使っていて(大外を回ったという
こともあるが)最後は少し止まった…という内容。
今回は、結果的には道中で少し削られた…ということなると思うが、おそらく
3秒近く後ろからという位置取りだったので、(雨⇒実質ハイペースと意識した
のか)前半でかなり抑えていた鞍上のペース判断に尽きる…という雰囲気。
もしかして上の3頭との差もあるかも知れないが、さすがに鵜呑みにはし辛い。


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