2016年12月6日火曜日

チャンピオンズC回顧 2016


レース総括
■前半からある程度流れて、道中極端に締まる形から→上がりが掛かる展開
■高い持久力が問われた


チャンピオンズC結果
サウンドトゥルー1.50.1 35.8 14-14-14-13
アウォーディー1.50.1 37.0 06-06-06-05
アスカノロマン1.50.2 37.4 02-02-03-02
カフジテイク1.50.3 36.0 15-15-14-15
アポロケンタッキー1.50.5 36.9 10-10-10-11
ノンコノユメ1.50.5 36.6 10-11-13-13

天候:曇 ダート:良
上り4F:49.5 3F:37.7
前半1000m:60.6
12.7-10.7-12.9-12.5-11.8-11.8-12.4-12.3-13.0




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半は(極端ではないが)ある程度速い流れになって、
道中は向こう正面~3コーナーが極端に締まった展開、そこから勝負所では一応
加速は示すが、基本的には最後しっかり落ちる形。

今回の場合、前半もある程度流れているのだが、それ以上に特徴的なのはやはり
道中の厳しさという部分で、前の馬も後ろの馬もそこで脚を使う形から→終いの
粘り勝負になり、適性的には持久力の高さが物を言った印象。

脚質的には、この展開なので当然差し有利だと言えて、勝ち馬をはじめとして、
2桁のポジションから進めた馬がラスト1Fで一気に浮上して来た訳だが、その
中にあって、ある程度好位から残った馬(特に3着馬)の強さは光るし、巻き
返しは必至だと思える。

それにしても今回気になったのは、やはりブライトラインの挙動。

ノースヒルズ軍団のラビットとしての役割があったのかどうかは分からないが、
元々楽ではないペースの中で、(無謀とも言える)向こう正面からの動き出しで
コパノリッキーなど前の馬をスウィープ(&自身がaway)して、アウォーディー
兄弟のお膳立てをしたイメージ。

そのアウォーディー自身、(正攻法と言えば正攻法だが)ダートトップクラスの
内容としてはそこまで強気な競馬だったとは言えないし、1テンポ遅らせた格好
から→最後はしっかり浮上して来て、9割方は上手くいっていた。

ただ、その恩恵を最も受けたのがサウンドトゥルーだった…という皮肉。
その観点からはなかなか面白いレースではあった。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

サウンドトゥルー
今回は、終いの粘り勝負という、この馬の大得意な展開がライバル陣営によって
もたらされて、恵まれた部分はやはり大きいのだが、それでも4角~直線での
大野Jの無駄のないコース取りは光っているし、そもそもこの展開を浮上できる
こと自体、地力がなければ出来ないこと。その点は素直に称賛したい。
ただこの先に関しては、このような展開の再現…というのは、さすがに難しい
部分はあるので、どうしても善戦まで…のイメージにはなってしまう。

アウォーディー
展開自体が崩れる形で、自身が良い脚を使ったというよりも、相対的な余力の
差で浮上した格好のため、最後ソラを使った…という噂は眉唾物だし、そもそも
しっかりとしたアシストがあった中での負けなので、言い訳はできないはず。
それでも、中団前目のそれなりに高いポジションから、しっかりと勝ち負けを
演じた地力は信頼できるし、この先の活躍は当然期待できる。
東京大賞典、川崎記念と、距離延長しての前進も必至。注目しておきたい。

アスカノロマン
一応は内でじっくりという競馬ではあったが、この展開で好位からしっかり粘り
込んだこと自体、相当強いし、その地力は当然認められる。
前走もそうだし、元々レパードSで切れ負けした経歴から考えると、東京大賞典
というのは微妙…に思える部分もあるが、スタミナ条件になれば可能性としては
好走もあって良さそう。当然、再度東海Sへの出走があれば期待大。



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