2021年3月25日木曜日

阪神大賞典回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 道中まずまずの水準から→ロングスパートの展開。
  • 持久力&高い持続力が問われた。

阪神大賞典結果

ディープボンド3.07.3 36.9 04-04-04-03
ユーキャンスマイル3.08.2 36.8 12-12-12-07
ナムラドノヴァン3.08.3 36.8 13-13-11-10
シロニイ3.08.9 38.9 02-02-02-02
ダンスディライト3.09.0 37.8 11-11-08-07

天候:曇 芝:重
上り4F:49.5 3F:37.4
5F毎ラップ:62.4-63.2-61.7
12.9-11.7-12.7-12.4-12.7-12.4-12.6-13.3-12.8-12.1-12.2-12.1-12.2-12.3-12.9



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、(馬場を考えれば)まずまずの入り方をしつつ、その分
落ち着くのは早め。道中は平均~平均強くらいで進み、後半はかなり早い段階で
仕掛けて→最後は右肩下がりという形。

今回は、前半部分の落ち着くタイミングこそ早かったが、実質的に踏んだ水準
としてはそれなりの厳しさ。やはり持久力はしっかりと問われた。

また後半はかなりのロングスパートになっていて、馬場を考えれば相当な負荷が
掛かったはず。厳しいラスト6Fに耐えられるだけの、高い持続力を備えている
ことが重要になった。

脚質的には、脚が早い段階で上がってしまうような状況になって、やはり差し馬
優勢とは言えそうだが、ダートからの転向組のシロニイが好走しているように、
"耐える"戦いに強い(慣れている)ことが、条件にはなっていたイメージ。

本番に向けては、1F距離が伸びて、コース設定も少し違ってくるが、使い詰めて
→相当な荒れ馬場になるかも知れないし、直接的につながる可能性は当然ある。
巻き返し要素もあると思うが、まずは圧勝の勝ち馬を素直に評価…で良さそう。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ディープボンド
ある程度好位から進めつつ、大きく&一定のリズムで押し通しての圧勝。
"上がり"とか"変化"という部分はあまり得意そうではないタイプだし、持久力を
活かせられて、尚且つ変化に乏しいこの条件は、ベストに近いのかも知れない。
(少し違うがクリンチャーあたりと共通するものがある)
この馬場で、(距離は1つ違うが)本番と同じ阪神での強い競馬。天皇賞でも
当然有力な存在…ということになるし、言うまでもなく可能性は十分。
しっかりと注目しておきたい。

アリストテレス
菊花賞でコントレイルに対してやったことが→見事に返ってきた雰囲気だが、
今回は、道悪&馬群の中から進めた…という部分で、走りが少し小さく見えた。
京都(外)で大きく外を回って活かされたフットワークが鳴りを潜め、効率面で
分が悪くなり、完全に脚をなくしての→失速。
AJCCも道悪だったが、2200mでは何とかなっていたものが(パフォーマンス
自体は落としていた)、3000mの内回り&この馬場では、誤魔化せなくなった
…というのが敗因には思える。
その点、同じエピファネイア産駒というところで、先週のデアリングタクトの
敗戦に(理由としては)近い気はしていて、本質的には、広いコースで大きく
&ゆったり進めてこそ…なのかも知れない。
ともかく、問題は本番も阪神だということ。外→内となるコース設定で多少は
マシになるのかどうか?だが(内→外なら良かったが)、天皇賞は連続開催・
計24日の最終日という、とてつもない条件。
外にまだ馬場のいい所が残っていて、大きく回ってくるような状況ならプラス、
全面が畑のようになっている状況なら当然マイナス。馬場の推移次第…かも。



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