2021年11月28日日曜日

ジャパンカップ展望(予想)2021



予想


感覚的には、勝負というより、観るレース。
単純に、じっくりと楽しみたい。


◎コントレイル
全く異なる条件のレースで、全く異なる適性が問われながらも、勝ち切ってきた
…というのが3冠馬。つまりは総合力に優れたバランスタイプで、その点では、
天皇賞は切れ方向に特化し過ぎた印象になる。
悠々と…という表現が本当に似合う、中身の良さが持ち味の馬。
2F長いこの舞台なら、(仮に上がり勝負になったとしても)道中の効率で十分
違いをつけられるだろうし、とりあえずは前進要素しかない…と思える。
もはや何も言うまい…というところまで来ているが、とにかく積極的に、堂々
とした横綱相撲を見たい。それだけ。

○キセキ
単純にここは、経歴の中で最高のパフォーマンスを示している舞台。
前走から和田Jとのコンビになったが、その時はジワッと好位に取りつきつつ、
正攻法から→しっかり粘り込んでの好走。その徐々に上げていく形こそ、前述の
パフォーマンスを引き出した競馬であり、鞍上とは手が合っていそう。
今回は、何が行くのか定かではない…という中で、昨年のぶっ飛ばしただけの
内容とは違う、本来のこの馬の強い逃げを見られるかも知れないし、(速い)
マイペースから→粘り込む可能性は考えてみたい。注目。

▲シャフリヤール
神戸新聞杯は、結局は道悪…ということなのかも知れないが、ダイナミックに
緩急のつく長距離的なリズムが合わなかった、つまりはもう少し一貫した展開の
方がいいタイプ…という可能性も少し感じさせる敗戦だった。
そう考えると、ダービーを制しているとは言え、本当にここに合っているのか?
微妙な雰囲気になるのだが、そのダービーは、長くいい脚を使う中で→もう1段
加速という展開。以前にキセキが作ったラップが、まさしくそれ。
展開リスクはあるが、ハマる方に転がる目もある…という点で⇒この評価に。

注アリストテレス
改めて経歴を眺めてみても、菊花賞の道中〜上がりで示したパフォーマンスは
色あせることがない。ここに対しても(水準としては)十分な裏付けになる。
締まった展開を、正攻法の競馬から→好走した前走の内容からも、広いコースで
真っ直ぐに走っての強さがやはりありそうだし、条件としてはハマる可能性が
十分にあっていいはず。
鞍上との新コンビで、どのような走りになるのか分からないが、エピファネイア
産駒らしいフットワークを引き出せれば、面白い存在にはなりそう。

△オーソリティ
中山でのレースや、阪神内回り(後半)の天皇賞に対しての、東京での安定感を
見ると、大きな走りをするタイプ的に、やはり広いコースでこそ…のイメージ。
休んでいる期間が長くなっていることもあり、(古馬トップクラス級の)地力の
裏付けがなかなか取れていないため、(特に)道中水準の部分でどこまで出来る
のか?というのは少しあるが、ルメールJらしい無理のない競馬から→上位に
食い込んでくる可能性は、当然考えておきたい。

△マカヒキ
京都大賞典は、少し押してポジションを取りつつ、締まった展開の中で極力ロス
なく→最後の部分を踏ん張っての差し切り。ダービー馬らしい(曖昧であまり
使わないようにはしているが)“底力”という表現がピッタリの勝利だった。
若い頃の性能…というタイプではなくなっている雰囲気もあるが、ある程度の
ポジションさえ取れれば、粘り強く脚を伸ばして→浮上する可能性はあっても
良さそう。鞍上には前走と同じ競馬を期待したい。

△ブルーム
今回参戦の外国馬の中では、やはりこの馬を考えておきたい…ということで、
好走したレースのラップタイム(BCに合わせて2F表記)をJC平均と比較
しつつ見てみると↓

サンクルー大賞&フォワ賞は、フランス競馬らしく、じっくり進めつつ→上がり
という展開だが、前走BCターフは、道中まではジャパンCと同じような水準。
(後者は)前が飛ばした形だが、引っ張られての溜め→切れという展開の中で
好走したことは、ここ(日本競馬)に向けては大きな裏付けになっているし、
早めに動いて勝ちに行きつつ→(やり過ぎて)差される…という内容も、むしろ
機動力の証明になっている。
高い水準を保ちつつ→もう1段上げる…という、(世界的に見れば)フラットに
近いジャパンCの展開に対しては、ピッタリという裏付けはないものの、合わせ
技で考えれば、ある程度こなす可能性もあって良さそう。
イメージ的に、坂上が続くかどうか?だが、相手の1頭としては考えてみたい。



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