2021年11月9日火曜日

ブリーダーズカップ回顧(ラップ分析&雑感)2021



少なくとも芝に関しては、通用するかどうか?という時代は既に過ぎている
訳だが、それでも歴史的な出来事…ということには違いない。
日本馬が勝利した2戦を、それぞれのラップを見つつ、回顧しておきたい。



フィリー&メアターフ


ラップタイム
2021 24.26-23.57-25.23-25.14-24.26-11.41 2.13.87

(10F目までは2F毎の発表なので、1F平均で表示)

ラップタイムを見ると、前半は速いとまでは言えないがそれなりに流れつつ、
1周目のスタンド前辺りからしっかり落ち着いた展開。そこから後半は徐々に
&直線で大きく加速する形。

ラヴズオンリーユーは、やや外寄りの枠ながらしっかりとポジションを取って、
勝負所では瞬間的に置かれ気味の部分もあったものの、持ち前の性能&最後の
止まりにくさ(惰性力)を発揮して差し切った。

全体のリズムとしては、引っ張られつつの、溜め→切れ。
日本馬にとっては、慣れている…と言っていい展開ではあったが、フットワーク
というタイプが、超小回りのコース形態をしっかりとこなしての勝利。
実力…という理解で良さそう。

川田Jも、極力ロスなく…という意識から→直線で真っ直ぐに力を使った格好。
(1コーナー辺りは相手に対抗して外を回しているが、その区間は相対的に遅く
影響は少なかったはず)

展開的に、その立ち回りがあったからこそ…という部分はあったし、綺麗な競馬
とは違ったとしても、全て引っくるめて好騎乗だったと思う。

凱旋門賞もそうだが、とにかく1つ勝たなければ次のステップには行けないし、
今回は内容云々よりも、まずは結果。本当に良く勝ってくれた…という感覚。
(関係者も含めて)人馬に心から拍手を送りたい。



ディスタフ


ラップタイム
2021 21.84-23.13-24.73-25.58-12.39 1.47.67

(8F目までは2F毎の発表なので、1F平均で表示)

ラップタイムを見ると、最初の2Fが21秒台とかなり速くて、その後はただただ
減速していく展開。最後の加速部分は、(直前がキツいコーナーということも
あるだろうが)前が潰れた場合の特徴的な形ではあるし、やはり完全な持久力
勝負…と考えて良さそう。

マルシュロレーヌは、控えた競馬から→ペースが落ちてきたところで進出して
いく…という、展開に対しては完璧な挙動をしての勝利。

ただし、位置取り的な恵まれはあったとしても、後方ポツンという訳ではなく、
後ろにも馬が複数いた中で、少なくともそれらに対してはしっかり勝った扱い。
当然、力を示したと言っていいはず。

ともかく、これこそ歴史的。
BCのダートを勝つ日がこんなに早くやって来るとは…という感覚になる。

「ガラパゴス」と表現されることもある日本の芝だが、それはダートも同じ。
…と言うか、"砂"で行われているダートの方がむしろ特殊性が高いくらい。

その環境でチャンピオンを決めている現状、馬場への適性が高ければ高いほど、
遠征時には不利になる…というジレンマは当然ある訳で、強い弱いの前に、合う
合わないの問題は、当然大きく影響を及ぼしているはず。

その中で今回、オルフェーヴル産駒が勝ったことの意味。
全体のレベルが世界基準にあることは、もはや疑う余地はない…という中で、
芝兼用のスピードを持ち合わせたタイプならば…と、大いに感じさせるような
結果ではあった。(もしかしたらキズナ産駒あたりでも…)

芝馬(パワー系)でも、天皇賞やジャパンCに合わないタイプの選択肢の一つに
なったら、なかなか面白そうではあるし、この先も大所帯での遠征が続くようで
あれば、たとえG1を勝っていない馬でも連れて行きやすくなり、適性ハマって
→新たなサプライズが起こる可能性もあるのかも。未来は明るい!と信じたい。





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