2022年5月8日日曜日

NHKマイルカップ展望(ラップ傾向)2022


まとめ
  • 前半ある程度流れて、一旦落ち着きつつ→加速する展開。
  • 一定の持久力は問われる。
  • 切れ&持続力をバランス良く備えている必要がある。

NHKマイルC過去10年のラップタイム

過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2021(シュネルマイスター:1.31.6)
12.2-10.2-11.3-11.6-11.6-11.4-11.4-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.7
前半4F:45.3
勝ち馬コーナー通過:09-09
勝ち馬上り3F:34.0


2020(ラウダシオン:1.32.5)
12.3-10.4-11.4-11.9-12.0-11.3-11.2-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.5
前半4F:46.0
勝ち馬コーナー通過:02-02
勝ち馬上り3F:34.4


2019(アドマイヤマーズ:1.32.4)
12.0-10.4-11.5-11.9-12.0-11.3-11.3-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.6
前半4F:45.8
勝ち馬コーナー通過:06-07
勝ち馬上り3F:33.9


2018(ケイアイノーテック:1.32.8)
12.1-11.1-11.2-11.9-11.7-11.3-11.5-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.5 3F:34.8
前半4F:46.3
勝ち馬コーナー通過:17-15
勝ち馬上り3F:33.7


2017(アエロリット:1.32.3)
12.4-10.9-11.2-11.6-11.8-11.3-11.3-11.8

天候:曇 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.4
前半4F:46.1
勝ち馬コーナー通過:02-02
勝ち馬上り3F:34.3


2016(メジャーエンブレム:1.32.8)
12.3-10.7-11.3-11.7-11.7-11.3-11.5-12.3

天候:晴 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.1
前半4F:46.0
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬上り3F:35.1


2015(クラリティスカイ:1.33.5)
12.4-11.1-11.8-11.9-12.1-11.1-11.3-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.2
前半4F:47.2
勝ち馬コーナー通過:05-05
勝ち馬上り3F:33.9


2014(ミッキーアイル:1.33.2)
12.0-11.0-11.6-12.0-11.8-11.3-11.5-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.8
前半4F:46.6
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬上り3F:34.8


2013(マイネルホウオウ:1.32.7)
12.3-10.8-11.3-11.7-11.7-11.3-11.6-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.9
前半4F:46.1
勝ち馬コーナー通過:16-14
勝ち馬上り3F:33.7


2012(カレンブラックヒル:1.34.5)
12.1-11.0-12.0-12.2-12.6-11.6-11.3-11.7

天候:曇 芝:良
上り4F:47.2 3F:34.6
前半4F:47.3
勝ち馬コーナー通過:01-01
勝ち馬上り3F:34.6


過去10年の平均ラップタイム
12.21-10.76-11.46-11.84-11.90-11.32-11.39-11.95
1.32.83



ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、道中は
極端には緩まないものの一旦落ち着く展開。その後ラスト3Fである程度の加速を
示しつつ→最後が少し落ちる形。

元々は上がり35秒台が基本というレースだったが、近年は上がり34秒台が基本。
馬場の高速化にともなって、以前と比べると前傾度は低くなっている。

しかしコースの設定上、スタート直後はスピードが出やすい&なかなか落ちない
…という特徴があるため、前半で一旦引っ張られる点は変わっておらず、一定の
持久力はやはり問われる。

そして、勝負所では加速がしっかり入るので、まずは"切れ"となるが、それと
同時に(これも高速化で)一定以上のスピード水準に居続ける必要があるため、
"持続力"も併せ持っていることが重要になる。(⇒結局は総合力の戦い)

脚質的には、位置取りは展開次第で前後どちらも来ているイメージだが、過去の
好走馬の脚の使い方としては、前半~道中で平均的に脚を使いつつ→しっかりと
上がりをまとめる…というのが基本。

現代の競馬らしく、スピードに乗れることと、末を伸ばせること。
極端な競馬をするタイプには注意が必要になりそう。


好走の条件
・一定の持久力があること
・切れ&持続力をバランス良く備えていること




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