2022年5月1日日曜日

天皇賞(春)展望(ラップ傾向&予想)2022


まとめ
  • 前半ある程度引っ張られつつ、後半は長い脚を使う展開。
  • 高い持久力&持続力が問われる。
  • 予想◎ディープボンド

参考ラップタイム

(2021年&阪神大賞典平均)


ラップ傾向

今年も阪神開催。同舞台の松籟S('22)がスローになって、サンプルとしては
ほとんど積み上げられていないので、とりあえずは昨年と同様に、舞台設定と、
阪神大賞典のラップから考えてみたい。(以下転載)

3200mと3000mは、6F目の区間(1100m辺り)で合流して、その後は同じ。
つまり両者の違いは、最初の3分の1程度ということになるので、その区間の
コース形状の違いを把握すれば、ある程度のイメージは描ける…かも。

まず最初の直線の長さはほぼ同じ。外回りの方はごく僅かに上るが、おそらく
その部分は大きくは影響しないはず。

その後の3~4コーナーに関しては、外回りの方がやはり緩やかなカーブになる
ため、(内回りと比べて)スピードが落ちづらい…ということは1つ言えそう。

そして、阪神ではラスト1Fからの急な上り坂の前に、坂をジワジワと下る訳だが、
内回りは3Fの間に2m(弱)下るのに対して⇔外回りは2Fの間に2m(強)下る。
つまりは外回りの方が傾斜がキツく、ここは1つポイントになり得る。

ゆったりしたコーナーでスピードが落ち切らない状態から→その後も相対的に
急な下り坂でペースが落ちにくい(もしかしたら少し上がるかも)となれば、
3200mの方が、多少なりとも前半の比重が大きくなるのかも知れない。


実際に2021年は、前半部分がかなり高い水準で推移していたし、平均すれば前後
イーブンくらいになる阪神大賞典と比較すれば、天皇賞はもう少し前傾になる…
というイメージを、とりあえずは描いておきたい。

適性的には、前半である程度負荷が掛かりつつ、後半も長い脚を使う展開という
点で、高い持久力&持続力が必要になりそうで、末を伸ばすイメージの京都と
比べれば、やはり"耐える"という要素が強くなりそうな雰囲気ではある。


好走の条件
・高い持久力&持続力が必要



予想


レースの時間帯には雨は上がりそうな予報だが、気温はあまり高くならないし、
しっかりとは乾かないかも知れない。
枠的にも紛れ要素があり…どうなることやら。

◎ディープボンド
阪神大賞典は、後半型の持続勝負になり、基本はロスなく回した方が優勢という
中で、外寄りから進めつつ→最後キッチリと捕えた格好。格を見せつけるような
内容での勝利だった。
大きな走りをしつつ、上がりには少し限界があるというタイプ的に、3000m級
&(後半)内回りのこの条件にはやはり合っているし、実際に昨年も2着。
大外枠がどうか?という点で少し悩んだものの、ここは素直に推し切っておく。

○タイトルホルダー
菊花賞は、道中は大きく緩めた形ではあったが、前半で脚を使いつつ、後半も
早めの仕掛けから押し切っての完勝。有馬記念でも、飛ばした前に引っ張られる
厳しい立場ながら→しっかりと粘り込んでいるし、実力&適性ともにここでは
やはり上位扱いになる。
今回は、好位につける馬は他にもいるものの、それらはハッキリと行くという
タイプではないし、自分に都合のいい展開は作れそう。可能性は当然考えたい。

▲アイアンバローズ
阪神大賞典は、後半長い脚を使う展開の中で、4コーナーでは外寄りから攻めた
内容での2着。結果的には相手にねじ伏せられるような格好になったものの、
最後も止まってはいないし、その力は十分に認められる。
走法的にも、3000m級には合っている印象を改めて受けたし、今回は最内枠を
引いて、内でしっかりと折り合いをつけつつ→ロスなく回ってくる形であれば、
やはり好走は出来て良さそう。注目しておきたい。

注テーオーロイヤル
ダイヤモンドSは、最後は差し馬が浮上してきた中で、ある程度流れに乗りつつ
&後半も勝ちに行って、早め先頭からの→押し切り。
前々走も、道中を高い水準で進めつつ→上がりをしっかりまとめる形で、高い
パフォーマンスを発揮しているし、その実力はここでも上位に扱える。
タイプ的には、馬格がある方ではないため、58kgという斤量は正直気になるし、
そこは走ってみなければ…というのはあるが、好走の可能性はやはり考えたい。

△マイネルファンロン
AJCCは、後半長い脚を使う展開の中で、早めに押し上げて行っての2着。
展開に対する位置取り的には恵まれた部分もあるものの、そのパフォーマンスは
十分に高くなっているし、ここでも上位扱いになる。
経験しているのは11Fまでだが、道中〜上がりという脚の使い方で結果を出して
いる点で、距離延長というのも可能性としてはあって良さそうだし、とりあえず
人気は皆無。密かに注目してみたい感覚にはなる。

△マカオンドール
阪神大賞典は、後方から→最後ジワジワと浮上しての4着。
上位2頭に対してはあと1つ迫れていないし、それらとの比較ではどこまで?
とはなるが、自身が示した道中~上がりのパフォーマンスはまずまず。
2400mと3000mを(距離換算すれば)ほぼ同じ水準で走れている点からも、
持久力の部分で不安がなさそう…というのはやはり大きい。
今回は内寄りの枠を引いたし、ロスなく回しつつ…という競馬なら。

△ハーツイストワール
勝ち切れないことも少なくないが、常に一定以上に上がりをまとめられており、
とりあえずパフォーマンスは上位に扱えるものを示しているし、地面をしっかり
捉えるような走りをして、阪神内回りにもハマる可能性は考えられる。
(少し遡るが)長い脚が問われる展開だった陣馬特別での、いい感じで迫りつつ
→そこから5着!?という内容が引っかかるため、結局強くは推し切れないが、
内枠からルメールJがロスのない競馬をすれば、食い込んでくる目はありそう。



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