2008年12月10日水曜日

ステイヤーズS回顧 2008


ステイヤーズS結果
エアジパング3.48.135.304-04-04-02
フローテーション3.48.135.601-01-01-01
トウカイエリート3.48.535.509-08-08-05
ベンチャーナイン3.48.535.115-15-13-11
ドラゴンファイヤー3.48.635.412-12-11-11

天候:晴 芝:良
上り4F:47.7 3F:35.6
前中後:76.7-79.4-72.0
13.0-11.5-13.7-13.2-12.6-12.7
-12.1-12.8-13.2-14.1-13.7-13.5
-12.4-11.9-12.1-11.9-11.4-12.3

レース評
展開は前半例年以上に緩い展開となり、それを感じたフローテーション騎乗の
藤岡が積極的にハナに立つ選択をし、そこからさらにスローに落としたことで
ラストはロングスパート&切れ味勝負という形となった。

例年であれば道中は緩みはするが、もう少しじっくりと待ってからの仕掛けと
なるために、ある程度の切れ味を持っていれば何とかなる展開となるが、
今年の場合は道中がいつもより緩む形となったこともあって、仕掛けが少し
早くなり、切れ味に加えて持続力を持っているということも1つの条件となった。

それにしても(勝負所で後ろを突き放せる程度に)切れるタイプの馬で
逃げた場合の藤岡の腕にはやはり確かなものがある。
これは脚の使い所と溜め所がしっかりと頭に入っているからこそできることで、
この先も似たようなケースでは注意しておかなければならない。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

エアジパング
タイプ的に長距離が合うが、道中でかなり脚を溜められたこととラストが
ロングスパートの形になったことで、本来の持続力を活かすことができた。
勝ちはしたが、鞍上の虎視眈々という騎乗によるところも大きく、
他の上位の馬には実力的に少しばかり及ばないようにも思えるが…。

フローテーション
鞍上のペース判断もさることながら、道中であれだけ緩急の激しい動きを
しておいて最後まで余力を残せたこの馬の長距離適性はもはや疑う余地はない。
当然狙うは天皇賞春ということになるが、1つ気になるのは少し切れる脚に
特化しているように思われる点で、京都のロングスパート合戦でラスト1Fを
粘りきれるかどうか。
おそらくその舞台での好走は確実にしてくるであろうが、成長してもう少し
持久力がつかないとG1奪取までは厳しいかもしれない。
少なくともその点を改善できないとスクリーンヒーロー&オウケンブルースリ
には勝てないだろう。

トウカイエリート
距離適性は当然あるし、持続力勝負であればやはり上位に浮上した。
ただ切れる脚が使えないという点は好走こそできるが、勝ち切るには
少し厳しいものがある。
やはりこれ以降も3着までの馬と見ておけば十分。

ベンチャーナイン
長距離の道中が緩い展開であればやはり切れる脚が使える。
もう少し道中と4コーナーがスムーズに運べば良かったとは思うが、
ラストの持続力勝負ではトウカイエリートに負けている訳だし、
この馬の課題もフローテーション同様にラスト1Fということになる。
それでも長距離適性はやはりあるので、そこだけはこの先も見逃しては
ならない点だと言える。



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