2008年12月12日金曜日

阪神JFの傾向 2008


コースが改修されてからまだ2回しかレースが行われていないので傾向といっても
はっきりとは言い切れない部分も多いのだが、それでもある程度は確実かと
思われることも一応ある。
まずは阪神1600mというコースにはどんな特徴があるかを調べてみる。

阪神1600mクラス別ラップタイム


これを見るとやはりこのコースは前半からゆっくりと流れ、道中は大回りの
3~4コーナーの影響と長い直線を意識した各ジョッキーの思惑が作用してか
相当に緩む流れとなることが分かる。
レースは4コーナーから一気に加速して、ラスト1Fは坂の影響と各馬がその前の
2Fでかなりの脚を使っているために、ガクッと落ちる展開となっている。
つまりこのコースで基本的に問われているのは、勝負所での切れ味とその後の
脚の持続力ということになる。

またクラス別で見ると、前半は上のクラスよりも500万クラスの方が速いような
流れとなっているが、これはおそらくクラスが上がると各馬が牽制し合って
(それだけ各馬に落ち着きがあるとも言える)
先手を譲り合うようなレースがしばしば見られるためである。
そして前半が遅い分、ラストはかなりの切れが問われることになる。

したがってレベルの高い(マイラーズCなどの)レースを除けば、クラスによって
それ程傾向の違いは見られず、道中が緩く究極的な切れ味が問われるコース
というイメージそのままで良さそう。


大まかなコースの特徴が分かったところで、次はこのコースに対して阪神JFが
どんな傾向を持つのかを把握しておきたい。

過去2年の阪神JFラップタイム
2007(トールポピー)
12.5-10.6-11.3-11.8-11.9-11.5-11.5-12.7
2006(ウオッカ)
12.2-10.7-11.5-11.9-12.0-11.7-11.2-11.9



過去2年の阪神JFのラップタイムとコース全体の平均ラップを比較すると、
まず目に飛び込んでくるのは、前半の速さである。
特に2F目は古馬のレベルの高いレースでも10秒台が刻まれることは稀なのに
JFでは2年とも10秒台のスピードを示している。
これはこの時期のレースには将来的には明らかなスプリンターとなるような
馬が紛れ込んでいるためであり、この傾向はおそらく今年も変わらないだろう。

前半が速くなる分、(3~4コーナーの緩み具合にもよるが)ラストはそれほど
急激な加速はせずに、切れ味よりも持続力&持久力が重要になってくる。
2006年は道中が一旦緩んだ分、かなりの加速を示していて、ラストもあまり
落ちないような展開となっているが、これはアストンマーチャンとウオッカに
よって作られたハイレベルなラップなので、基本的に例外だと思っていいだろう。
むしろ本来の(今年にも現れそうな)ラップは2007年の方であり、勝負所から
最も速い部分で11.5秒、ラストは12.7秒まで落ちていて、最後は相当な持久力が
問われるレースだったことが分かる。

前半が速く、ラストは各馬の地力が試されるような流れでは距離適性の
ごまかしは効かず、純粋なスプリンタータイプではまず通用しない。
したがってまずは(身体的な特徴など)マイルに適性があって、この距離を
走り切れるスタミナを持っていることが大前提の条件。
そしてその中でも、長い直線とラストが落ちるラップ的な傾向から、
持続力と持久力を持っている馬が好走してくると考えられる。


好走する条件
・マイルに対する適性があること
・持続力&持久力を持っていること

危険な馬
・スプリンター
・一瞬の切れる脚があっても持続できないタイプの馬







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