2009年5月17日日曜日

ヴィクトリアマイル展望 2009


新設されてからまだ3回の開催ではあるが、一応調べてみると
過去のラップタイムは以下の通り。

2008 12.4-11.3-12.0-12.2-12.1-11.2-11.0-11.5
2007 12.3-10.8-11.7-11.8-11.6-11.2-11.2-11.9
2006 12.6-11.2-11.6-12.1-12.2-11.4-11.3-11.6

過去ラップタイム



傾向
新設されて間もないためにサンプル数に乏しく、ハッキリとした傾向を
示すことは難しいが、とりあえず過去のレースのラップタイムを眺めて
みると、まずは東京1600mの牝馬戦ということで基本的には道中が
一旦落ち着く流れからの上がり勝負となっていることが分かる。

そして前半~道中は2007年のようにそれ程極端には緩まないパターンと
2006年、2008年のようにかなり緩むようなパターンに分けられて、
この違いを理解することがこのレースの攻略につながると考えられる。

まず2007年の場合、馬場差などを考慮しても他の年に比べてかなり厳しい
流れになっているように見えるのだが、実際にはそれ程極端には控え
なかった馬でも33秒台の脚を使えていたりして、展開的にはそこまで
厳しいものではなかった。
もちろんレース全体としてある程度一貫した流れとなったことで
一定の持久力が問われたことは確かだが、ここに出走してくる馬に
とっては普通の上がり勝負だと言っていいだろう。

それを基準として考えると、2008年などはあまりにも前半~道中が緩いことが
分かり、実際にこの水準では3歳限定の桜花賞にすら普通に負ける流れ。
つまり2008年のような流れでは、速い脚のない地の強いタイプが脚を溜め
殺したことは明白で、ここを取り逃したウオッカも自分より弱い馬に合わせて
戦った上で足元をすくわれたことは間違いのないところ。

このレースではそもそも桜花賞で好走できるくらいのメンバーが集まって
いる訳だから、それよりも緩い流れから切れ味しか問われないというのでは
いくら牝馬限定のG1と言ってもあまりにもお粗末過ぎてその存在意義を
疑いたくなるが、問題は今年もそうならないとも限らないということ。

したがって格を考えたらベースは2007年型の流れに置いて、ある程度の
持久力を持ちそこから切れ&持続力を発揮できる馬を選ぶ必要があるが、
展開次第では持久力不問の切れ味のみの勝負ということも想定しておく
必要がある。

そしてそうした場合に備えて、ある程度上がりの性能の高い(つまり
溜めればその分だけの速い脚が使えるような)先行馬をチェックして
おくことは有効だし、逆に後方に控える馬には差し届かない事態も
十分にあり得るので特に注意を払っておきたい。


好走する条件
・切れ&持続力を持っていること


予想
ショウナンラノビアがどの程度の速さで引っ張るのか分からないが、
やはりそこまで厳しい流れになることは予想しづらく、基本的には上がりの
切れ&持続力勝負になる可能性が高い。
したがって地力の高い馬でも上がりの性能が高くなければまずは厳しく、
特に他力本願タイプの差し馬には注意が必要。

◎ウオッカ
海外帰り初戦とは言え状態は良さそうで、もはやここで敢えて書くような
ことはほとんどない。
内枠に入ったことだし、昨年の失敗を繰り返さないために3~4コーナーで
圧力を掛けていくような競馬をすればそうそう負けることは考えづらい。

○ジョリーダンス
昨年同様に阪神牝馬S経由での出走だが、その内容が道中がほぼ同じなのに
(斤量は1kg違うとは言え)上がりが完全に更新されていて今年の方が状態の
良さは明らか。
昨年は直線で致命的な不利を受けて最後は諦めた格好でもまずまずの着順には
残っているし、道中がそこまで厳しくはならないここならマイルでも大丈夫。
ただし引退撤回した経緯があるので体調面は一応注意しておきたいが…。

▲カワカミプリンセス
1番人気で惨敗した一昨年以来のマイル戦だが、地力ではここではさすがに
上の存在で、直線を向いたところである程度好位につけていれば崩れるような
イメージは湧かない。
それでも積極策でそれ程結果が出ずに前走で控えた競馬を選択した鞍上が
今回どちらを選択するのかは気になるが、一応今回は積極策を期待して。

注ザレマ
前走でいつもよりも少し控えた競馬を選択してその結果が上がりをかなり
更新した形になり、その内容であればここでもある程度戦えるイメージが湧く。
馬場悪化となればさらに面白い存在になる。

△ショウナンラノビア
上がりははっきり言ってたりないが、昨年と同じ流れであれば掲示板くらいは
確保できる力を見せている。
それでも強い相手が早めに進出してくるようであれば厳しくなるのは必至。

△リトルアマポーラ
前走で今までにない脚を使えているが、それは前半があまりにも遅くなっての
もので、ここの流れでそれが繰り出せるイメージが湧かない。
それでもラストの持続力は相当に高い馬なので最後に伸びてくる可能性はあるが
前を捕らえ切るのは難しいのでは。





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