2009年5月6日水曜日

天皇賞春回顧 2009


レース総括
■前半が速くラストはロングスパート合戦
■持久力&持続力が問われ、脚質的には差し有利だった


天皇賞(春)結果
マイネルキッツ3.14.434.910-10-04-04
アルナスライン3.14.434.808-06-07-04
ドリームジャーニー3.14.734.912-12-11-07
サンライズマックス3.14.734.608-09-11-09
ジャガーメイル3.14.834.517-17-17-13

天候:曇 芝:良
上り4F:46.8 3F:35.1
4F毎ラップ:48.6-48.4-50.6-46.8
13.3-11.7-11.4-12.2-11.6-11.9-11.9-13.0-13.0-12.7-12.7-12.2-11.7-11.8-11.3-12.0




レース詳細
予想の段階で、前半が速くて向こう正面が緩むパターンと、前半が遅くて
向こう正面がある程度のスピードを保って流れるパターンがあるとしたが、
今回の展開は前者の方。
つまり前半が速くてそこで無理をしてしまう先行馬には厳しい流れになり、
逆に向こう正面で楽に差を詰められる差し馬には有利な流れだった。

実際にラップタイムを見れば、ホクトスルタン、テイエムプリキュアの先行
争いにシルクフェイマスが絡んだことで、例年と比べても前半部分が相当に
厳しい流れとなり、これに少しでも付き合った馬はそのほとんどがラストは
馬群に沈んでしまっていて、上位には前半をマイペースを保ってしっかりと
脚を溜めた馬が顔を揃える結果となった。

また上がりでは3コーナーの下り坂が加速を手伝うこのコースらしくかなりの
ロングスパートの形となり、相当な持続力が問われた。
したがって前半で脚を溜められた馬でも速いスピードを長く持続できなければ
好走は不可能だった。

天皇賞の格の高さが、中距離的な資質(スピード&持続力)と長距離的な
資質(持久力)の2つの資質を併せ持たなくては勝てないという理由によって
保たれるとするならば、今回のレースはその両方がしっかりと問われる流れ
となり、マイネルキッツが人気を落とし過ぎていて完全な波乱のように
言われているが、この結果は決してフロックなどではなく、歴代の天皇賞馬
と同じようにその強さを素直に認めていいのだと思う。
先行して潰れた馬の巻き返しと同時にこの馬の今後にも大いに期待したい。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

マイネルキッツ
前半でしっかりと脚を溜め、内をロスなく進められたことも大きいが、
今までにも道中から押し上げてラストまで脚を残す持続力は発揮して
いた訳だし、ここは素直にその実力を認めるべき。
この先も持久力&持続力に関してはG1であろうと信用していいだろうが
舞台が中距離に戻ればより切れ味が問われる訳で、勝負所の動き出し
などのタイミング1つで着順が変わってきそう。
それを大きく左右する鞍上の腕も含めて注目していきたい。

アルナスライン
持久力は既に証明済みだった訳だし、広いコースになってしかも下り坂が
加速を後押ししてくれるここでは当然のように結果を出してきた。
勝ち馬に対してはやはり終始外を回ったという点は大きく影響しており、
この馬にとっては本当に惜しい敗戦だった。
持久力と持続力に関しては問題ないが、超大型で上手く立ち回れない
この馬にとってはこの先中距離G1ではさすがに勝ち負けまでは難しそう。

ドリームジャーニー
今回の流れならいつものようにもう少し後方でしっかりと脚を溜める競馬で
良かったような気もするが…。
それでもある程度のポジションで受けて立ったことでむしろこの馬の持久力の
高さをしっかりと証明出来たわけで、中距離に戻ればますますディープスカイの
2番手としての人気が高まりそうで、もはや妙味の欠片もない。
1つ注意したいのが、この馬は長距離でも活躍できているようにもともと
(心肺機能的な)持久力で走るタイプで、筋力でガツガツと走るのに必要な
筋持続力が少し足りないところがあって、中距離で相当なハイペースとなれば
直線不発に終わる可能性が高く、特にG1では慎重に取捨選択する必要がある。

アサクサキングス
速くなると予想された前半でしっかりと控えていたのはさすがと思わせる騎乗
だったが、3コーナーの坂を上りきる前から動いては…。
予想の段階でも書いたようにこの馬は持久力が高くて(この距離なら)道中が
多少速くなっても大丈夫なはずだが、逆に仕掛けてからの持続力に乏しく
坂を下り切ってからでも最後まで粘れるかどうかというくらいで、さすがに
今回は止まって当然な内容だった。
当然巻き返しは期待していいだろうが、より持続力が必要な中距離(特にG1)
では勝ち切れるようなイメージは今のところ全く湧かない。




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