2009年5月23日土曜日

オークスの傾向 2009


オークス過去10年のラップタイム
過去のラップタイムを見てこのレースの傾向を探ってみたい。

2008(トールポピー:2.28.8)
12.5-10.6-12.8-12.8-12.7-12.9-13.0-12.9-12.9-11.3-11.8-12.6

天候:曇 芝:稍重
上り4F:48.6 3F:35.7
前半1000m:61.4
勝ち馬コーナー通過:09-07-08-07
勝ち馬上り3F:35.3


2007(ローブデコルテ:2.25.3)
12.6-11.0-11.6-11.8-12.1-12.8-12.7-12.5-12.4-11.8-11.4-12.6

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:35.8
前半1000m:59.1
勝ち馬コーナー通過:07-08-09-09
勝ち馬上り3F:34.7


2006(カワカミプリンセス:2.26.2)
12.5-10.9-11.3-11.6-11.8-12.4-12.8-13.5-13.2-11.6-12.2-12.4

天候:晴 芝:良
上り4F:49.4 3F:36.2
前半1000m:58.1
勝ち馬コーナー通過:08-07-05-05
勝ち馬上り3F:35.5


2005(シーザリオ:2.28.8)
12.6-11.3-13.2-13.1-12.9-13.4-13.1-12.6-12.2-11.5-10.9-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:46.6 3F:34.4
前半1000m:63.1
勝ち馬コーナー通過:15-16-13-12
勝ち馬上り3F:33.3


2004(ダイワエルシエーロ:2.27.2)
12.6-11.4-12.6-13.1-12.3-12.7-12.9-12.5-12.1-11.2-11.4-12.4

天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.1 3F:35.0
前半1000m:62.0
勝ち馬コーナー通過:02-02-01-01
勝ち馬上り3F:35.0


2003(スティルインラブ:2.27.5)
12.6-11.1-12.3-12.6-12.6-12.7-13.1-13.4-12.7-11.5-11.1-11.8

天候:晴 芝:良
上り4F:47.1 3F:34.4
前半1000m:61.2
勝ち馬コーナー通過:09-09-09-09
勝ち馬上り3F:33.5


~コース改修~


2002(スマイルトゥモロー:2.27.7)
12.7-10.8-12.7-13.0-12.6-12.7-12.9-12.4-12.0-12.2-11.6-12.1

天候:曇 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.9
前半1000m:61.8
勝ち馬コーナー通過:14-15-15-15
勝ち馬上り3F:34.7


2001(レディパステル:2.26.3)
12.2-11.3-11.7-12.3-12.9-12.9-13.1-12.7-12.1-12.3-11.2-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.1
前半1000m:60.4
勝ち馬コーナー通過:17-15-12-10
勝ち馬上り3F:34.4


2000(シルクプリマドンナ:2.30.2)
12.4-11.4-12.6-13.6-13.5-13.0-13.1-12.7-12.6-12.3-11.2-11.8

天候:曇 芝:稍重
上り4F:47.9 3F:35.3
前半1000m:63.5
勝ち馬コーナー通過:07-07-06-06
勝ち馬上り3F:34.9


1999(ウメノファイバー:2.26.9)
12.5-11.3-11.7-12.6-12.7-13.6-12.6-12.5-12.0-12.3-11.0-12.1

天候:晴 芝:良
上り4F:47.4 3F:35.4
前半1000m:60.8
勝ち馬コーナー通過:11-13-15-14
勝ち馬上り3F:34.6


改修後過去6年の平均ラップタイム
12.57-11.05-12.30-12.50-12.40-12.82-12.93-12.90-12.58-11.48-11.47-12.30
2.27.30(35.92-37.72-38.42-35.25)




傾向
まずこの距離なのである程度高い持久力が必要なことは言うまでもないが、
それは必ずしも距離適性を意味する訳ではない。
その理由はラップタイムを見れば分かるように、毎年道中がかなり緩むような
展開となるためで、そこをしっかり折り合うことさえ出来れば能力で距離を
克服することが可能となり、結局桜花賞でそれなりの力を発揮できた馬が
そのまま上位を占めることも少なくない。

また改修前後のラップを見比べると良く分かるのだが、改修後は(他の距離でも
同じだが)勝負所での仕掛けがラスト3Fからと早くなっており、そうなれば
当然のように末脚の持続力が重要な要素となってくる。
逆に言うと、長く続く脚さえ持っていれば勝負所での切れ味勝負で多少後手を
踏んだとしても(ゴールまでが長いので)十分に間に合うということ。

実際に昨年のレースで上位を占めた馬のほとんどが大した切れ味を持ってなくて
(ハッキリ言って他力本願的な)持続力タイプだったし、他の年に関しても
道中が極端に緩んだ年はともかく、例年それほど速い上がりを記録するような
馬は少ない。
(結局はそれだけこの時期の牝馬には厳しい距離だということだが…)

最後に脚質的には前半で少しでも無理をする逃げ馬とその周辺に位置する先行馬
には厳しく、やはり前半~道中をマイペースで脚を溜めて終いの脚に賭ける馬の
方が力を発揮しやすいのは確実。


好走の条件
・ある程度高い持久力を持っていること
・末脚を長く持続できること





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