2009年11月17日火曜日

エリザベス女王杯回顧 2009


レース総括
■前半はゆったり、道中が緩まず、上がりはロングスパートの形
■前は持久力&持続力勝負、後ろは決め手のみの勝負


エリザベス女王杯結果
クィーンスプマンテ2.13.6 36.8 01-01-01-01
テイエムプリキュア2.13.8 36.9 02-02-02-02
ブエナビスタ2.13.9 32.9 15-15-09-03
シャラナヤ2.14.5 33.4 07-07-09-08
メイショウベルーガ2.14.6 33.3 10-08-11-12
ブロードストリート2.14.8 33.2 10-12-15-14
リトルアマポーラ2.14.9 34.0 03-03-03-03

天候:晴 芝:良
上り4F:48.6 3F:36.8
前半1000m:60.5
12.5-11.3-12.2-12.3-12.2-12.2-12.3-11.8-11.7-12.2-12.9




レース詳細
とりあえずラップタイムを見ると、前半は例年に比べるとゆったりとした流れ、
しかし道中はほとんど緩むことがなく一定のペースを保つ淀みのない展開で、
3コーナー下りから一気にペースアップした後は完全に右肩下がりの形。

もちろんこれは大逃げの形となった2頭が刻んだラップであるが、今回の道中の
水準自体は過去10年でも高い方の部類に入り、もしこの流れをあまり離されない
ポジションで受けていたら厳しくなっていた馬が確実に出てきそうで、単純に
後ろが控えすぎたというだけでなく、前2頭の持久力&持続力は一定の評価を
しておく必要がありそう。

それでも後ろの馬にとっては(後続のジョッキーが前2頭のペースをどの程度に
見積もっていたのか分からないが)各馬がこれだけ余力を残した状態で勝負所を
迎えていることからも、道中で楽をし過ぎたのは言うまでもない。

したがって後続にとっては単なるスローからの決め手勝負のようなもので、
そうなれば当然道中で如何に動かないかということが重要になり、それによって
細かい着順が左右されたのは間違いない。
ただし今回は前2頭の存在があるので、勝ち負けまで考えたら動かない方を
選択することが正しいとはもちろん言えないが…。

とにかく今回は前2頭が道中を緩めないということに加えて、ロングスパートの
形に持ち込むという、切れ味に欠ける馬の戦略としてはお手本のような内容で、
鞍上のレースマネージメントが光る一戦だった。
(目黒記念のミヤビランベリ&アーネストリーとほぼ同じ)

これをクィーンスプマンテ&田中博康Jが単独で出来たとは思えないので、
むしろそれを終始突っついたテイエムプリキュア&熊沢重文Jのしたたかさ&
恐ろしさを垣間見たような気がする…。
(どうせならテイエムに持っていって欲しかったような…)


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ブエナビスタ
道中でかなり動いていることなど全く感じさせない上がりを使っていて、
スローな展開ではあったが、その持久力&持続力の高さを改めて証明した形。
おそらくこのくらいの距離ではここに出走したメンバーでは相手にならず、
牡馬相手でも道中であまりに速いラップでも刻まない限り、普通に浮上して
くるはず。
JCはさすがに無理なようなので、次戦は有馬記念ということになりそうだが、
ほぼ確実にロングスパートになる舞台なだけにJCよりかはむしろ合うはず。
ただし前から進めて最後まで持続するレベルの馬がいるだけに勝ち切れるか
どうかはさすがに微妙だが…。

シャラナヤ
適性的に微妙だと思っていたのが、道中でしっかり脚を溜めた口とは言え、
上がりでは速い脚を使えていて、もう少し道中が締まってしっかりと持久力が
問われる流れだったらもっと浮上出来たはず。
メンバー中ダントツで小さい馬体でこのパフォーマンスというのは素晴らしいの
一言で、この先もこのレベルの外国馬にもっと来日して欲しい。

ブロードストリート
直線までしっかり溜めて…という内容なだけにさすがに良い脚は使っているが、
それでもブエナビスタとの比較では、相手があれだけ動いて尚且つ32秒台の
上がりを使っていることからも持久力の点での差は明らかで、少なくとも
2000m以上の距離での逆転はほとんど考えられない。
この馬はやはり距離短縮で狙いたいところ。

リトルアマポーラ
上がりそのものには基本的に限界があって、それよりも持久力&持続力を
活かしたい馬なだけに、しっかり脚を溜めて切れを発揮しようとした騎乗には
少し疑問が残る。
もし前2頭がいなくてもこれでは後続に切れ負けしたのは間違いなく、鞍上が
陣営からどの程度の事を聞いていたのかは分からないが、適性面で掴みきれて
いたようには思えない。
とにかくここでのチャンスを逃したとなると、活躍できる舞台がある程度
限られている馬だけに、そろそろローカル遠征まで視野に入れないことには
なかなか結果が出ないのかもしれない。

カワカミプリンセス
向こう正面で鞍上が男気を発揮して動いた点はさすが。
あれだけ動いて…という内容で、適性的には切れ味勝負が得意という馬では
ないので、この結果は仕方がない。



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