2010年9月24日金曜日

ローズS回顧 2010


レース総括
■前半速く、道中が緩む形の上がり勝負
■持久力or決め手が問われた


ローズS結果
アニメイトバイオ1.45.8 33.8 07-07
ワイルドラズベリー1.45.8 33.4 11-11
エーシンリターンズ1.46.0 34.0 10-07
アパパネ1.46.0 34.1 04-04
トゥニーポート1.46.4 34.9 01-01

天候:晴 芝:良
上り4F:46.7 3F:34.3
前半1000m:59.1
12.2-10.6-11.3-12.6-12.4-12.4-11.6-11.0-11.7




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はかなり速い流れ、逆に道中はかなり緩む展開で、
ラスト3~2Fで大きく加速する上がりの速い形。

今回の場合、レース全体としてあまりに緩急が激しく、特に前後半3Fがともに
速い展開になったことで、結果自体は、前半で脚を使ったかどうかに大きく左右
されたが、適性面から見れば、前の馬と後ろの馬ではほぼ別レースの様相だった
と考えておきたい。

つまり前半飛ばした先行馬にとっては、勝負所までどれだけ余力が残っているか
という持久力勝負、逆に前半を受け流した差し馬にとっては(33.4秒の上がりを
使っている馬もいるくらいだから)ほとんど決め手勝負だったと言える。

したがって結果としては、前者が後者に切れ負けした形になり、展開の向いた
差し馬が上位を占めた訳だが、実力が反映されたというよりも、むしろ脚の
使い所の問題という見方も出来て、これで勝負付けが済んだとは言い切れない。

ただし好位から進めて、スムーズな競馬とは言えない形の中で、それでも上がり
勝負にしっかり対応してきたアパパネに関しては、現時点では1つ抜けた実力を
示した…と言えて、当然秋も主役級の役割を果たしそうな雰囲気。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アニメイトバイオ
前半である程度引っ張られているので一定の持久力は示しているし、上がりでも
最後まで伸び切って末の持続力を発揮している。
ただ道中からもっと脚を使う形でどこまでやれるかは未知数で、本番でこのまま
すんなりという感覚には今のところならない。

ワイルドラズベリー
前半~道中は完全に受け流し、展開的にも恵まれた格好ではあるが、これだけの
決め手を発揮できたということは収穫。
道中の締まった形は前走でしっかり対応しているし、本番に向けて少し楽しみな
存在になってきた雰囲気。

アパパネ
上記したようにスムーズな競馬とは言えない中で、前半で脚を使う形からでも、
終いもしっかり決め手を発揮していて、やはり切れと持久力に関しては、世代の
トップを走る存在ということは間違いない。
今回の状態面を考えれば1度叩いての上積みは大きそうで、当然本番も期待して
良さそう。

アグネスワルツ
ラスト1Fの粘りがあと1つ物足りない印象には映るが、これまでに自身の繰り
出してきた上がりタイムと比べて極端に掛かったという訳でもなく、切れ負け
という部分もありそう。
やはりこの馬はもう少し前半~道中の方で勝負したいイメージで、ここよりかは
上がりの掛かる展開になる本番で、もう1度期待してみたい感覚にはなる。


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