2010年9月29日水曜日

神戸新聞杯回顧 2010


レース総括
■スローペースからの完全な上がり勝負
■決め手が問われた


神戸新聞杯結果
ローズキングダム2.25.9 33.3 04-04-05-06
エイシンフラッシュ2.25.9 33.3 06-06-05-06
ビッグウィーク2.26.4 34.1 01-01-03-03
タニノエポレット2.26.5 33.7 09-09-08-09
レーヴドリアン2.26.7 34.1 09-09-10-06

天候:晴 芝:良
上り4F:45.8 3F:33.8
前半1000m:63.1
13.0-11.5-13.2-12.9-12.5-12.2-12.7-12.1-12.0-11.6-10.6-11.6




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半が相当に遅くなり、それに伴って(レース後半こそ
ロングスパート気味の流れにはなっているが)全体として道中の水準も低く、
上がりが極端に速くなる形。

とにかく今回の展開では、切れと終いを伸び切る力というところに尽きて、ほぼ
同じ適性が問われたダービー1、2着馬の、完全な一騎打ちになったことは仕方
のないところ。

今回の内容であっても、上位2頭と3着以下との実力差は明らかには思えるが、
これだけ本番とは適性的にかけ離れたレースとなると、単純に菊花賞につながる
と言っていいかは微妙で、春の段階からスローになりがちな流れの中で世代の
序列が決められてきた…という部分に、落とし穴がある可能性もなくはない。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ローズキングダム
今回はダービーで見せた実力&適性を再度示したということに他ならないが、
(成長分が当然あるにしても)+22kgの状態で、そのダービーで決め手負け
したエイシンフラッシュを抑え切ったというのは大きい。
本番に向けては、元々この馬には持久力(有酸素運動能力)に関しての懸念は
抱いていないが、昨年の(個人的に本命にした)ナカヤマフェスタでの失敗を
思えば、3000m級でのスタミナ…という部分はやはり気になるところ。
ただこの馬の場合、落ち着きがあって、道中で無駄な力を使ってしまうような
タイプではなくて、ひと夏を越して体重が増え、中身が入った印象も受けるし、
その点でも大丈夫なのでは…という感覚に今回なった。
普通に応援したい。

エイシンフラッシュ
今回の形で強いことは今更言うまでもないが、問題は遡れば京成杯の時から
それを理由に(個人的に)本命視はしなかった、道中の水準が上がった場合の
パフォーマンスという部分で、結局(距離は違うが)萩S以上に速い道中を経験
しないままここまで来てしまった…。
もちろん昨年に比べれば、この世代の多くの馬が同じ問題を抱えていることには
なるのだが、本番でヤマニンエルブが引っ張ることを想定すれば、少しでも速い
道中を経験していることが、大きなアドバンテージになることは間違いなくて、
現時点では本当に扱いが微妙…。


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