2010年12月11日土曜日

中日新聞杯@小倉競馬場展望 2010


とりあえずの問題は小倉開催という部分なので、開催時期はもちろん違うものの
同舞台で行われるG3・小倉記念を参考にしてみる。
過去のラップタイムは以下の通り。

2010 12.1-10.9-11.3-12.3-12.0-12.0-12.1-11.5-11.6-12.1
2009 12.2-10.9-11.6-12.4-12.1-11.6-11.7-11.6-11.8-12.4
2008 12.4-11.2-11.2-12.6-11.9-11.8-11.8-11.5-11.6-11.9
2007 12.4-11.2-11.3-12.6-12.1-12.0-11.8-11.6-11.6-12.1
2006 12.4-10.9-11.4-12.4-11.9-11.7-11.8-11.8-11.7-11.8
2005 12.2-10.6-11.5-12.3-11.8-11.7-12.0-12.2-12.2-11.5
2004 12.2-10.8-11.5-12.5-12.2-11.9-11.7-11.6-11.7-12.4
2003 12.5-11.0-12.3-12.6-12.4-12.0-11.8-11.7-12.3-12.1
2002 12.3-10.9-11.2-12.1-11.5-11.9-12.3-12.2-12.5-12.8
2001 12.6-11.2-11.7-12.4-12.3-11.8-12.0-12.0-12.1-12.1

参考:小倉記念過去10年の平均ラップタイム
12.33-10.96-11.50-12.42-12.02-11.84-11.90-11.77-11.91-12.12
1.58.77




傾向(小倉記念展望記事の転載)
ラップタイムを見ると、前半やや速く、コーナー部分で一旦落ち着くものの
道中は淀みなく流れて、そのまま終いまで一定に近いスピードを維持する形。

このレースは、前半からある程度引っ張られて、その後もあまり息を抜けない
展開が基本となるため、当然のように持久力&持続力が必要になる。

ただし近年に関しては、上がりのスピードが少し速くなる傾向があって、実際に
勝ち馬の上がり3Fの平均タイムを見てみると、2000~2004年の35.86秒に対して、
2005~2009年は34.78秒となっているように、終いの部分を持久力で粘るという
よりも、最後までトップスピードを持続するというイメージに近くなっている。
(※2010年は34.8秒)

したがって一定の持久力があって、長い脚を使えることが大前提ではあるが、
地が強く他力本願で差してくるようなタイプよりも、ある程度の決め手も備えて
いるタイプを中心に見ておきたい。


好走する条件
・一定の持久力は必要
・スピード持続力があること


予想

◎スリーオリオン
前走では厳しい流れを好位から進めて4着に粘っていて、高い持久力を示したと
言えるし、一定の持続力も過去には見せている馬なので、ここは素直に前進が
期待できる場面。
武豊Jへの乗り替わりはあまり良いイメージではないが、この程度の人気なら
迷わず本命にしたい。

○マイネルスターリー
前走は終いが少し伸び切れない内容だったが、長くゆったり走る形が合わない…
という印象も受けて、距離的な問題とも考えられそう。
そうなれば距離短縮の今回は、ある程度引っ張られそうな展開的にも、本来の
地力を発揮できそうだし、浮上してくる可能性は十分ありそう。

▲トゥザグローリー
マイルG1でもある程度通用した持続力は、ここではやはり誇れるし、タイプ
的に切れがそれほど問われない舞台自体も合いそう。
評価としては3番手としたが、一応勝ち切る場面まで想像しておきたい。

注ダンスインザモア
前走の勝利は完全にフロック視?という人気だが、道中~上がりの持続力という
ことなら、やはりここでも屈指の存在。
ただし今回はメンバーも強くなっているし、馬場の速さもあるので、連勝までの
期待はしづらい。

△バトルバニヤン
持続力ということに関してはもちろん示している馬だし、ここ2走の負けに
関しても、スローという理由は付けられる。
それでも夏ほどの調子にあるのか…という部分はやはり気掛かりで、今回は
このあたりの評価に止めておきたい。

☆ゲシュタルト
ゆったり走れるコースで末脚の持続力は示しているが、ここの道中のスピードを
こなせるか…というのは未知数。
その裏付けがない状態でこれだけの人気ならば、感覚的には静観したくなる。

☆ミヤビランベリ
本来はこの手の舞台は大得意な馬だが、休み明けではさすがに期待はしづらい。
とりあえずは1戦見守りたい。



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