2010年12月12日日曜日

阪神JF展望 2010


過去のラップタイムは以下の通り。

2009 12.2-11.0-11.9-12.2-12.3-11.8-11.1-12.4(47.3-47.6)
2008 12.4-11.0-11.8-12.1-12.3-11.9-11.3-12.4(47.3-47.9)
2007 12.5-10.6-11.3-11.8-11.9-11.5-11.5-12.7(46.2-47.6)
2006 12.2-10.7-11.5-11.9-12.0-11.7-11.2-11.9(46.3-46.8)

過去4年の平均ラップタイム
12.33-10.83-11.63-12.00-12.13-11.73-11.28-12.35
1.34.25(46.78-47.48)




傾向
条件が変わってまだ4回の開催だが、過去の平均ラップタイムを見てみると、
前半やや速く、道中は一旦落ち着く展開で、ラスト3F~2Fでかなり加速して、
最後だけ少し落ちる形。

ここの特徴はまずは前半の速さで、前半4F通過タイムが06-07年は46秒台前半、
08-09年は47秒台前半となっているように、開催を重ねる毎に少し落ち着いて
きた傾向はあるものの、どちらにしても形としてはやはり前傾になっている。

これはこのレースには毎年多くのスプリンターが紛れ込んでいることが原因で、
本来マイルには適さないスピードと気性によって、ほとんど必然的に速い流れが
作り出され、当然のように、そこで引っ張られても勝負所まで余力を残すための
高い持久力を備えていることが重要になる。

また勝負所では基本的にしっかり加速するので、コースのイメージ通り切れは
必要だと言えるが、過去のレースを見ると、やはりここでは前半の速さが後半に
かなり効いてくるという印象で、切れ以上に持久力&終いまで伸び切る持続力の
方が物を言う…というレースになっている。
(おそらくそれが上位馬のその後の距離延長での活躍につながっている)

当然この舞台で狙いたいのは、前半の速さへの対応&持久力の裏付けがある
差し馬で、逆に注意しておきたいのは、前半で力を出し尽くしてしまいそうな
スプリンタータイプの馬や、使える脚の限られた切れ味自慢の馬…あたり。


好走の条件
・末脚の持続力(&切れ)があること
・高い持久力が必要


予想
前走から距離延長する馬が11頭いて、その中で逃げている馬が4頭いるので、
やはりある程度前半で引っ張られる展開が想定できそう。

◎レーヴディソール
デイリー杯2歳Sは見た目の派手さだけではなく、その内容も相当強く、例年の
阪神JFで勝ち負けした馬が示すような水準で、もう既に走っている。
一瞬の加速という点で唯一の不安を感じなくもないが、例外的なスローにさえ
ならなければ、突き抜けても不思議ではない。

○アヴェンチュラ
札幌2歳Sではしっかり持久力を示しているし、終いを伸び切るという部分でも
相当なものを持っていそうなイメージ。
ただし単純なパフォーマンスの比較だと、どうしても相手が上になり、3年前の
1、2着馬の妹同士のワンツーという予想だが、今度は着が入れ替わりそう。
(個人的にPOG指名馬の中では出世頭なので応援はしたい♪)

▲マイネイサベル
前半の速さへの対応という点では不安は残るが、新潟2歳Sでの道中~上がりの
パフォーマンスは高く、単純な比較ではやはり上位になる。
相手は強いが、条件が合わなかった前走からの巻き返しは一応期待できそう。

注ホエールキャプチャ
道中への対応は一応見せているし、前走では進路確保に時間が掛かりつつも、
最後は周りとは明らかに違う脚を発揮していて、末の持続力は十分。
今回は流れも合いそうだし、ある程度浮上してくる可能性は高い。

△ダンスファンタジア
昨年のアパパネと同じ赤松賞からの参戦だが、その内容ではさすがに劣る。
もちろん2戦2勝でしっかりと速い上がりも使えていて、底は見せていないが、
現時点ではアパパネ以上かもしれない…というパフォーマンスを示している馬が
いる中でこの人気は、正直違和感がある。

☆フォーエバーマーク
速い流れへの対応は2走前の1200mで示しているし、前走ではしっかり決め手を
発揮していて、合わせて考えれば、ここでもある程度出来ても不思議ではない。
ただし脚質的にハイペースに巻き込まれる可能性はありそうで、少しでも控える
選択が出来れば…といったところ。

☆リトルダーリン
度々絡んでくる1戦1勝馬だが、前走は前半はともかく、道中は新馬戦としては
ある程度水準が高く、上がりもまだまだ伸びシロがありそうな内容だった。
上積みがあり、パフォーマンスを更新してくれば、好走くらいはあり得る。






- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -