2010年12月8日水曜日

ジャパンCダート回顧 2010


レース総括
■前半やや速く、道中~上がりで速いスピードを維持する展開
■スピード持続力が問われた


ジャパンCダート結果
トランセンド1.48.9 36.6 01-01-01-01
グロリアスノア1.48.9 36.1 09-09-07-08
アドマイヤスバル1.49.1 36.5 06-05-05-06
バーディバーディ1.49.1 36.7 02-02-02-02
シルクメビウス1.49.4 36.3 13-12-14-10

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.9 3F:36.6
前半1000m:60.0
12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半やや速く、道中はある程度締まった展開になり、
勝負所で徐々に加速して、ラスト1Fだけ落ちる形。

今回は(馬場を考慮しても)前半が少し速くなったために、ある程度の持久力は
当然必要になったが、それ以上に道中~上がりがほぼ一定のラップを刻み続ける
展開になったため、相当なスピード持続力が問われた。

また実質ではなく実際の速さで考えてみると、やはりこれだけのペースで道中が
進み、上がりも36秒台となると、地力で差してくるタイプの馬には少し厳しく、
(上位の顔触れからも)マイラー向きのスピードレースだったと言えそう。

したがって(2桁着順の馬はともかく)掲示板を外したくらいの馬の中には、
地力負けというよりも切れ負けした…という馬がいる可能性はあって、今回の
結果に関しては、全てを鵜呑みにするのは少し危険な雰囲気がある。

ただし勝ち馬に関しては、たとえこれだけ脚抜きがいい馬場でなくても、道中で
本気で潰しに来れる馬がいたとは思えないし、最後に止まりそうなイメージでも
ないので、結局はこの舞台でこのメンバー相手であれば、実力的にも適性的にも
1つ抜けた部分があった…という印象。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

トランセンド
締まった流れを、持ち前の持続力を発揮して押し切っていて、文句のない内容。
とにかく、一定以上のスピードに達したレースでは脚が残せずに、武蔵野Sや
アンタレスSで敗れていた姿から比べると、イメージが全く変わっていて、今の
充実振りは本当に際立っている。
(今思えば、超ハイペースの日本テレビ盃からその兆候は表れていた…)
当然この先の中距離戦線では期待していいだろうが、フェブラリーSとなると
話は別で、(以前に比べれば対応出来るかもしれないが)マイルのスタートから
ゴールまで全開のスピードレースとなると、やはりタイプ的に微妙に思える…。

グロリアスノア
タイプ的に条件が合っていたこともあるだろうが、久々の9F戦で改めてスピード
持続力の高さを証明した形。
当然この先も一貫したラップを刻むスピードレースでは期待できそうだが、この
馬の場合、前半があまりハイペースに傾くようだと持久力という点で少し不安が
出てくるので、ここよりも距離短縮となるフェブラリーSの方が適性的に微妙に
なるかも知れない…。

アドマイヤスバル
形としては昨年と同じような、持ち前の持続力を発揮する内容だったが、道中~
上がりの部分のパフォーマンスは明らかに上がっている。
もちろん芝のマイルG1でも頭から0.4秒差という結果を残している馬なので、
(実質ではなく実際の)速いスピードが問われる条件が向いた可能性はあるが、
フラットな展開での強さは改めて評価しておきたい。
ただしこの馬の場合、今回も勝負所では遅れ気味になっているように、切れには
問題があり、勝ち切るところまではなかなか難しい…というのが惜しいところ。

バーディバーディ
今までは明らかに溜め→切れを活かしたいタイプ…という印象だったのだが、
今回はしっかりスピード持続力を発揮していて、これは素直にイメージを更新
しておく必要がありそう。
もちろん、より厳しい展開になってどこまで出来るのかはまだ分からないので、
この先しばらくは注意深く観察してみたい。

シルクメビウス
昨年と比べると(掛かっていたこともあるだろうが)前半で引っ張られ過ぎの
内容で、その分道中は極端に脚を使っていないものの、直線では前の馬と同じ
脚色になってしまった…という雰囲気。
元々この馬の場合、マイル的な一貫ペースの持続(筋力)勝負よりも、心肺機能
の高さを活かせる持久力勝負でこそのタイプなので、今回はもう少し前半が速く
なって上がりが掛かり、前の馬が程よく止まる展開でなければ厳しかった印象。
(その意味でドリームジャーニーに近いイメージは以前から変わっていない)
解決策としては、距離延長or最初の直線が長い(つまり前半が速くなりやすい)
舞台へのコース替わり…ということが挙げられるが、つまり単純に考えれば、
近いところでは東京大賞典での巻き返し…というのはイメージしやすい。




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