2018年11月28日水曜日

ジャパンカップ回顧(ラップ分析)2018


まとめ
  • 前半で一旦落ち着きつつ→道中から極端に締まったハイレベルレース。
  • 高い持久力&持続力(&切れ)が問われた。

ジャパンC結果

アーモンドアイ2.20.6 34.1 03-02-02-02
キセキ2.20.9 34.7 01-01-01-01
スワーヴリチャード2.21.5 34.7 05-05-04-04
シュヴァルグラン2.21.5 34.5 07-07-06-06
ミッキースワロー2.21.9 33.9 13-13-13-13
サトノダイヤモンド2.21.9 34.7 09-09-08-08

天候:晴 芝:良
上り4F:45.8 3F:34.4
前半1000m:59.9
12.9-10.8-12.2-12.3-11.7-11.8-11.7-11.4-11.4-11.0-11.4-12.0




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタート直後はやや速く、1~2コーナーで一旦落ち
着きつつ、向こう正面からはビッシリ締まった展開。その後3~4コーナーで
さらにペースアップして、直線でもう一段加速→最後は右肩下がりの形。

理解を超えたレース、と言うか、数字。
本当はもっとゆっくりと噛みしめたいところだが、次のG1はすぐにやって来る
から仕方がない…。

今回、下が硬く時計が出やすい馬場だったことは確かで、レコード決着は納得。
しかし、大げさに馬場差を設定してみても、その水準はやはり相当に高い。
(20秒台なんて想像出来るはずもない)

締まった展開の中で、早めにペースアップして、勝負所でさらに加速。
高い持久力&持続力(&切れ)が問われた、地力の方に寄った総合力勝負で、
そのレベルは疑いようもない。

比較するとすれば、やはり旧(!)レコードの2005年(アルカセット)。
その時は、スタートからタップダンスシチーがぶっ飛ばした形なので、単純に
展開の厳しさ…ということでは負けるが、道中はそれと同水準くらい。

今年は後傾、2005年は前傾…と、ちょうど真逆の展開ではあるのだが、全体の
数字としても(馬場差込みでは)同等くらいかな…という感触になる。
(絶対的なスピードの厳しさを考えれば、もちろんそれ以上かも知れないが…)

※ちなみに両者の比較で面白いところは、展開が真逆で、結果を出した馬の位置
取りも真逆だが、上位馬の脚の使い方はほぼ同じような内容になっていること。
つまりは、速過ぎず&遅過ぎない入り方をして、道中を高い水準で進めつつ
→上がりをしっかりとまとめる。これがレコードの出し方。(たぶん)


今回はとにかく地力。しかし、展開の部分で付け加えるとすれば、一応後傾の
形の中で、3~4コーナーが(特に)締まった…という点。
これは、毎日王冠、天皇賞秋のラップと共通する特徴で、コーナーで外の馬が
(特に押し上げようとすると)脚を使い過ぎるパターンに該当する。

実際に、4コーナーで外を攻めた格好のサトノダイヤモンドなどは最後止まって
いるし、上位3頭は何だかんだ最内(&好位)から進めた馬たち。
要はキセキが上手くやった。でも、アーモンドアイには差されたレース。

どちらにしても、物凄く高いレベルでの話なので、特に上位2頭の力は認めて
おきたいところだし、この先に関しては当然期待しかない。

また今回、絶対的に速いスピード故に、長距離寄りの馬※にはさすがに忙しく
なった部分もありそうで、それらの馬の巻き返しにも注目はしておきたい。
(※キセキは別。菊花賞馬ではあるが、今秋は全くイメージが違っているので)


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アーモンドアイ
展望記事で、(ジャパンCの中でも)展開が厳しくなった場合に、それでも
勝てる馬か?を確認したい…というようなことを書いたが、余裕で勝てた。。。
その時の想定では、長距離タイプが台頭するような持久力勝負…という意味では
あったので、今回の、言ってみればマイル水準の展開とはさすがに違うのだが、
それでもキセキの誘導によって、とてつもない水準に到達したことは確か。
直線での、500kgある相手よりも大きく見えるフットワーク。半端ではない。
適性的にも、(秋華賞に引き続いて…だが)長い脚が問われる中で、もう1段
加速出来る…ということを示したし、ラスト5Fからのラップ:11.4-11.4 が
もはやフォルスストレートとしか思えない。しばらくパリを夢見たい。

キセキ
コーナーを締め付けつつ、一気に脚を使い切って→右肩下がりの直線を粘る。
毎日王冠でアエロリットに手ほどきを受けて(?)から一貫してやっている
ことだが、前半で一旦溜めを入れた点、勝負所での仕掛けのタイミングなどを
考えると、ラップ的には天皇賞よりも間違いなく洗練された内容。
これを余裕で交わしてくる相手は…もう仕方がない。
どちらにしても、この馬の地力は相当。恵まれた形の内の好ポジションから
進めたスワーヴリチャードを完封している点を考えても、それは間違いない。
有馬記念には出ない(?)のかも知れないが、当然先の活躍は楽しみ。





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