2020年2月5日水曜日

シルクロードステークス回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 前半速い流れから→後半はしっかりと落ち込む展開。
  • (前は)持久力、(後ろは)末の持続力が問われた。

シルクロードS結果

アウィルアウェイ1.09.0 33.7 13-12
エイティーンガール1.09.0 33.5 16-16
ナランフレグ1.09.1 33.4 18-18
モズスーパーフレア1.09.2 35.3 01-01
セイウンコウセイ1.09.2 35.1 02-02

天候:晴 芝:良
上り4F:46.0 3F:35.1
前半3F:33.9
12.2-10.8-10.9-11.1-11.5-12.5




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半が速くなり、2F目以降は常に減速していく展開で、
最後はしっかりと持ち込む形。

今回の特徴は、(馬場を考えれば特に)前半が速い流れになったこと。
2010年代のレースは、全てラスト1Fを11秒台でフィニッシュしていた中で、
今年は12.5秒も掛かったというのは、やはり特筆すべき。

その中で、最終的には地力で粘る前を、決め手自慢が上回ったという結果。
後者は前半3Fを35秒台で入っている訳だし、さすがにこれは、前後で問われた
適性が全く違う…というイメージ。

つまりは前の馬には高い持久力が、後ろの馬には末の持続力(決め手)が必要に
なった格好で、それぞれの挙動によって、この先の扱い方が変わってきそうな
雰囲気ではある。

どちらが本番につながるか?は結局は馬場次第だが、今年は中京の1月開催が
なく、3月が4週間の開催(近年の高松宮記念は6日目⇔今年は8日目)になる
一方で、その分本番の1週前に休みが入る…という変則日程。
2週間の修復作業で⇒むしろ絶好調!の馬場かも知れない。はたして…。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アウィルアウェイ
中団の後ろで脚を溜めつつ、直線しっかりとした脚で差し切っての勝利。
持ち前の決め手を存分に発揮した格好。斤量を背負う方の立場でもあったし、
その実力は認めたいところ。
この先に関しては、課題はやはり追走(スピード耐性)の部分。
現状では、葵Sの自身34.5秒というのが最速の入り方で、G1に向けては、当然
それを超えるような前半から→上がりをしっかりとまとめるパフォーマンスが
必要になってくる。鍛錬を積みつつ→地力の更新があれば。
(その点も含めて、注目していきたい)

モズスーパーフレア
中途半端な流れにはせず、しっかりと厳しい展開を作ったことで→それなりに
追い掛けた馬の脚を消した…という内容で、改めて高い持久力を示した格好。
コース替わりで外差しも目立ちつつあった状況ではあるため、負けたこと自体は
仕方のないところだし、普通にその力は認めていいはず。
中京に関しては、もう少し末を伸ばせれば…というのはあるため、やはり馬場と
枠次第ということになるとは思うが、上記のように、2週間の回復&修復期間が
設けられた状況が、このスピード馬にとっては味方になる可能性はある。
やることは1つだし、とにかく内を引ければ。



- PR -

0 件のコメント:

コメントを投稿

- PR -