2020年2月5日水曜日

根岸ステークス回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 前半がある程度流れて、道中で一旦溜めつつ→上がりの速い展開。
  • 一定の持久力&決め手が問われた。

根岸S結果

モズアスコット1.22.7 34.7 09-08
コパノキッキング1.22.9 35.6 02-02
スマートアヴァロン1.23.1 34.6 12-12
ダノンフェイス1.23.2 35.3 05-06
ワイドファラオ1.23.2 35.5 04-04

天候:晴 ダート:良
上り4F:47.7 3F:35.4
前半3F:35.0
12.5-10.9-11.6-12.3-11.9-11.6-11.9




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半はある程度速く流れ、その分道中は一旦落ち着く
展開。そこから勝負所でジワジワと加速しつつ、上がりの速い形。

今回の特徴は、レース全体を通してしっかりと緩急がついた…という部分。
その中で上がりが過去最速になり、溜めを効かせつつ→末を伸ばせる(決め脚を
備えている)ことが重要になった。

もちろん、前半では一応引っ張られているため、一定の持久力が問われたとは
言えるが、単に地の強さで粘るタイプには難しくなった…という雰囲気。

脚質的には、スタート直後に脚を使った馬には少し厳しい部分はあったものの、
満遍なく来ているイメージで、やはりそれよりも適性面が物を言った格好。

本番に向けては、道中の追走部分の厳しさがなかった点は微妙だが、その一方で
リズムとしてはマイル的な展開ではあった…というところで、(個々の実力に
よっては)つながる可能性もあって良さそう。
それぞれの細かい挙動をしっかりとチェックしつつ、注目しておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

モズアスコット
スタートでやや後手を踏んだが、そこからすぐにリカバリー。道中〜勝負所でも
外から徐々に押し上げつつ、直線もしっかりした脚で差し切っての勝利。
リズムとしては、芝に(特にマイルに)近いような展開で、そうなればそこは
G1馬。そりゃ強い…とはなるのだが、初ダートで58kgを背負い、スムーズさを
欠いた中での快勝というのは、やはり力。
道中でも、(効率面も含めて)棲んでいるスピード領域が違う雰囲気だったし、
元々締め付けられた方がいいくらいのタイプ。その点、本番でも可能性としては
当然あって良さそうで、そこをこなせたとしたら、その先には海外での大きな
飛躍も考えられる。本当に楽しみな1年になりそう。

コパノキッキング
スタートで脚を使いつつ、道中は少し溜めて、そこから上がりでももう一脚を
使っての粘り込み。
レース前、個人的に「スプリント寄りに〜」というような穿った見方をしたが、
そんな事は全くなく、(負けはしたものの)しっかりと変化はつけられた格好。
粘りだけではない、この馬の持ち味は健在といったところ。
この先は、フェブラリーSには向かわないとのこと。ある程度大きな走りをする
タイプ的には広いコースの方がいいと思うが、距離延長よりも距離短縮の方が
いいというのも確か。⇒中央にスプリントG1があればベストなのだろうが…。
どちらにしろ、もちろん注目はしていきたい存在。



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