2020年11月15日日曜日

福島記念展望(ラップ傾向&予想)2020


まとめ
  • 前半が速くなり、さらに後半も仕掛けの早い展開。
  • 高い持久力が問われる。
  • 予想◎アドマイヤジャスタ

過去のラップタイム

2019 12.3-11.3-11.5-12.1-12.0-12.3-12.1-12.1-11.7-12.1
2018 12.3-10.9-11.2-11.7-11.5-12.0-12.1-12.3-12.1-12.2
2017 12.5-11.9-11.7-12.8-12.7-11.4-11.6-11.6-11.5-12.5
2016 12.3-11.3-12.0-12.8-12.6-12.1-11.8-11.6-11.5-12.8
2015 12.4-11.1-11.8-12.2-12.8-12.4-12.1-12.6-12.0-13.1
2014 11.8-11.1-11.9-12.3-12.3-12.2-11.8-11.7-11.2-11.8
2013 12.0-10.9-10.8-11.7-12.1-12.6-12.3-11.6-11.2-12.1
2012 12.0-11.3-11.5-12.5-12.6-12.7-11.8-11.8-11.3-12.0
2011 12.5-11.0-12.0-11.9-12.0-12.8-12.3-11.6-11.1-11.9 新潟開催
2010 12.0-11.1-12.3-11.6-12.0-12.6-11.7-12.1-11.7-11.8

過去10年の平均ラップタイム(2011年は除く)
12.18-11.21-11.63-12.19-12.29-12.26-11.92-11.93-11.58-12.27
1.59.46



ラップ傾向

(過去記事の転載)

ラップタイムを見ると、前半がある程度速くなって、2コーナー~向こう正面に
かけて一旦流れが落ち着き、その後ラスト4F~3Fで徐々にペースアップしつつ、
4コーナー~直線半ばで一気に力を使い→最後はラップがかなり落ちる形。

ここの特徴は、"前半部分の速さ"と、スパイラルカーブ&直線の短さという意識
に由来する"仕掛けの早さ"の2点。

スタート直後にある程度引っ張られつつ、3コーナー辺りからジワジワ加速して
いく…という展開によって、道中息の入らなかった馬が少しずつ淘汰されていく
サバイバル的な要素の強いレースとなり、持久力の高さがしっかり反映される。

脚質的には、ラスト1Fのラップが落ち込むことで、直線で隊列がガラっと変わる
ことも当然あり得るが、それ以上に、この展開に耐えられるかどうか?…という
部分がまずは重要なので、その裏付けだけはしっかり取っておきたいところ。


好走の条件
・高い持久力が問われる



予想

トーラスジェミニがいるので、ある程度締めつけられる展開を想定しつつ、
(このコースだけに)早い段階で脚を使い切って→最後の惰性部分で強さを
発揮できそうな馬を選んでみたい。

◎アドマイヤジャスタ
札幌記念は、後方から進めて、勝負所では外をぶん回した内容。持続型の上がり
勝負の中ではノーチャンスの競馬だが、それでも、自身が道中~上がりで示した
パフォーマンスは悪くなかった。
その前の函館記念では、締まった流れから→後半減速していく展開の中で強さを
見せているし、内容的にはここにつながっても良さそう。
斤量を背負う立場にはなっているものの、大型馬なのでそこまで影響はしない
だろうし、元々G1の2着馬ということを考えれば、むしろ当然。期待したい。

○ヴァンケドミンゴ
前走は、水準の高いレースで、最後しっかりと詰めての3着。
七夕賞では、馬場のいい所を通った…というのはあるが、道中を高い水準で進め
つつ→上がりをまとめて3着。それを含めて福島では常に好走している馬だし、
実力&適性ともにやはり上位扱いになる。
粘りというより(脚を動かして)末を伸ばすイメージから、脚が上がってからの
戦いになった時に主張できるか?というのはあるが、当然好走は期待できそう。

▲ドゥオーモ
函館記念は、締まった展開の中で、自身も道中で極端に脚を使いつつ→上がりは
止まりながら浮上しての2着。
今年は、ローカルでの引っ張られる展開で好走しつつ、他では一息…という、
条件によってハッキリとした成績。切れが問われず、他が止まるような展開に
なるか?というだけのイメージで、今回はそれが期待できそう…ということで。

注バイオスパーク
函館記念は、ロスなく進めた形ではあったが、締まった展開を粘り込んで3着。
そこから前走・京都大賞典は、前半で脚を使いつつ、ラスト1Fまではしっかり
粘った内容。直後の距離短縮というところで、つながっても良さそう。
内枠に入った分、選択肢はあまりないため、積極的な競馬になり過ぎた場合の
リスクはあるが、好走の可能性は当然考えておきたい。

△ウインイクシード
七夕賞は、馬群全体が外を進む中で、1頭だけ終始内を邁進した格好。アイデア
としては面白かったが、結局は裏目に。それでも、掲示板はしっかりと確保して
いるし、地力は示したとは言えそう。
今回も位置取りによっては厳しくなるかも知れないが、ある程度好位の外寄り
から、あまり無理をしない内容であれば、前進を示す可能性もありそう。

△トーラスジェミニ
函館記念は、締まった展開を演出しつつ→しっかりと粘り込んでの4着。
そのレースやエプソムCなど、最後落ち込む形での強さがあり、早仕掛けになり
やすいこの舞台で、残る可能性は十分考えられる。
内枠からの逃げ…という部分で、馬場との相談にはなるが、土曜くらいの状態を
キープできているようなら、とりあえずはこなせて良さそう。



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