2021年10月29日金曜日

天皇賞(秋)展望(ラップ傾向)2021


まとめ
  • レースを通してスピード水準の高い展開(その中での緩急)。
  • 総合力が問われる。

天皇賞(秋)過去10年のラップタイム

過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2020(アーモンドアイ:1.57.8)
12.7-11.7-12.1-12.1-11.9-12.0-11.7-10.9-11.1-11.6

天候:曇 芝:良
上り4F:45.3 3F:33.6
前後半:60.5-57.3
勝ち馬コーナー通過:03-03-04
勝ち馬上り3F:33.1


2019(アーモンドアイ:1.56.2)
12.8-11.4-11.5-11.6-11.7-11.6-11.3-11.1-11.3-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:45.6 3F:34.3
前後半:59.0-57.2
勝ち馬コーナー通過:05-06-05
勝ち馬上り3F:33.8


2018(レイデオロ:1.56.8)
12.9-11.5-11.8-11.5-11.7-11.6-11.3-10.9-11.6-12.0

天候:晴 芝:良
上り4F:45.8 3F:34.5
前後半:59.4-57.4
勝ち馬コーナー通過:06-05-05
勝ち馬上り3F:33.6


2017(キタサンブラック:2.08.3)
13.2-12.5-12.9-12.5-13.1-13.0-12.4-12.0-12.7-14.0

天候:雨 芝:不良
上り4F:51.1 3F:38.7
前後半:64.2-64.1
勝ち馬コーナー通過:11-05-02
勝ち馬上り3F:38.5


2016(モーリス:1.59.3)
13.3-12.0-11.6-11.9-12.0-12.3-12.0-11.5-11.0-11.7

天候:曇 芝:良
上り4F:46.2 3F:34.2
前後半:60.8-58.5
勝ち馬コーナー通過:05-05-04
勝ち馬上り3F:33.8


2015(ラブリーデイ:1.58.4)
12.8-11.7-11.9-12.2-12.0-12.2-11.6-11.3-11.1-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:45.6 3F:34.0
前後半:60.6-57.8
勝ち馬コーナー通過:04-04-04
勝ち馬上り3F:33.7


2014(スピルバーグ:1.59.7)
12.9-11.7-11.8-12.2-12.1-12.1-12.3-11.4-11.3-11.9

天候:晴 芝:良
上り4F:46.9 3F:34.6
前後半:60.7-59.0
勝ち馬コーナー通過:13-14-12
勝ち馬上り3F:33.7


2013(ジャスタウェイ:1.57.5)
12.6-11.3-11.1-11.5-11.9-11.9-11.9-11.6-11.5-12.2

天候:晴 芝:良
上り4F:47.2 3F:35.3
前後半:58.4-59.1
勝ち馬コーナー通過:11-10-09
勝ち馬上り3F:34.6


2012(エイシンフラッシュ:1.57.3)
12.5-11.2-11.1-11.2-11.3-11.6-11.8-12.0-12.8-11.8

天候:曇 芝:良
上り4F:48.4 3F:36.6
前後半:57.3-60.0
勝ち馬コーナー通過:11-12-12
勝ち馬上り3F:33.1


2011(トーセンジョーダン:1.56.1)
12.5-11.0-10.8-10.8-11.4-11.8-12.0-11.9-12.1-11.8

天候:曇 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.8
前後半:56.5-59.6
勝ち馬コーナー通過:11-10-11
勝ち馬上り3F:34.2


過去10年の平均ラップタイム
12.82-11.60-11.66-11.75-11.91-12.01-11.83-11.46-11.65-12.05
1.58.74 59.74-59.00



ラップ傾向

(過去記事の転載)

過去のラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいの流れで、
道中はそれほど緩まずに、一定以上のスピードを保つ淀みのない展開。その後は
勝負所で加速しつつ→上がりは右肩下がりの形になる。

しっかりと緩んだケースも一応はあるが、基本的には、道中で12秒(/F)前後の
ラップを刻み続ける流れから、勝負所でも極端に大きな加速は示さない…という
展開が多い。その点で、一定の切れはもちろん必要だが、それ以上にレースを
通しての持続力を備えていることを、まずは重視しておきたいイメージ。

またここでは、向こう正面の直線の長さによって、道中なかなかスピードが落ち
ない形になっているため、前半の(見た目の)速さ以上に引っ張られるレースと
考えるべきで、当然後半部分では高い持久力が問われることになる。

つまり(複勝・掲示板圏内に入るだけならともかく)この舞台で勝ち切るには、
切れ、持続力、持久力のどれが欠けても難しく、見事に総合力が問われる形に
なっていて、現在のスピード競馬の中での最強を決めるには相応しいレースで
あることは間違いない。(最強クラスが確実に出走するとは限らないが…)

脚質に関してもスピード競馬の定番である、好位差しというのが最も勝ちの
イメージに近く、上記したような総合力の高さに加えて、先行力というのも
重要な要素にはなってきそう。


好走の条件
・持久力&持続力を備えていること(大前提)
・先行力&切れ味があること(勝ち負け)




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