2021年12月14日火曜日

香港国際競走回顧(ラップ分析&雑感)2021



香港ヴァーズ


1.グローリーヴェイズ 26.69-25.70-24.95-23.45-23.05-23.23
2.パイルドライヴァー 26.17-25.74-24.91-23.29-23.09-24.04 2:27.24
5.ステイフーリッシュ 25.85-25.62-24.87-23.53-23.49-25.09 2:28.45

ラップタイム
2021 25.73-25.58-25.03-23.53-23.33-23.87 2:27.07


ラップタイムを見ると、前半かなりゆったりした流れからの→ロングスパート。
おそらく後半は5F~6Fの区間で11秒台を刻み続けるような展開になっていて、
高い持続力が問われた。

グローリーヴェイズは、後方からじっくりと進めつつ、直線外からジワジワと
詰めての→差し切り。早仕掛けで前が最後続かなくなった部分もあるだろうが、
後半型の持続勝負で外からまとめて交わす…というのも大変なこと。
やはりしっかりと力は示したと言えそう。

2019年の勝利の時は(↓)、前半から引っ張られつつ、一旦溜めて→後半で
もう1度…という、日本のオーソドックスな競馬とも言える形だったが、今回
全く異なる展開で勝利したことは、単純に価値が高そう。

効率のいいフットワークを活かす…という部分で、この先も長めの距離(&広い
コース)では当然活躍しそうだし、とりあえずドバイなどでも見てみたい。
引き続きしっかりと注目していきたい。




香港スプリント


1.スカイフィールド 24.61-21.74-22.31
2.レシステンシア 24.33-22.02-22.44 1:08.79

ラップタイム
2021 23.89-21.94-22.83 1:08.66


今回はもう、普通に回顧しても仕方がない…という感じになってしまったが、
一応展開としては、落ち着いた入り方から→道中が締まった形。

とりあえずはレシステンシアだけ見ておくと、これから上げて行こう…という
タイミングでのアクシデントで、立て直しつつ→直線ジワジワと伸びての2着。
持ち前の持続力は示した。

元々距離短縮してきたタイプで、この手の(前半で引っ張られない)展開でも
出来る…というのは、特に海外では強みになるし、今回は残念だったが、この先
またチャンスはやってきそう。次に期待。



香港マイル


1.ゴールデンシックスティ 25.49-22.95-22.99-22.43
2.モアザンディス 25.25-23.27-23.19-22.44 1:34.15
3.サリオス 24.81-23.11-23.19-23.07 1:34.18
5.インディチャンプ 25.45-23.15-23.03-22.68 1:34.31
6.ヴァンドギャルド 25.13-23.11-23.03-23.04 1:34.31
8.ダノンキングリー 25.73-22.95-22.75-22.94 1:34.37

ラップタイム
2021 24.81-23.11-23.19-22.75 1:33.86


前半部分のペースがあまり上がらず、全体のバランスで考えればやはり後半に
寄った形だが、道中以降は一定水準以上を長くキープする中で、直線でもう1段
上げる…という展開。

まさしく香港的な持続型の上がり勝負で、この手の展開にはインディチャンプの
ような細かく脚を使うタイプは向かないし、(サリオスが引っ張るメンバー構成
という時点で仕方ないが)相手の土俵で戦ってしまったな…という印象になる。

とは言え、今回は(も)ゴールデンシックスティ。ペースが上がり切らなかった
区間で極端な無理をせずに押し上げ(↓)、馬群の中でじっくり進めつつ、直線
フットワークを見せつけての完勝。

(前半こそ受け流していたが)外から&かなり高い水準を維持し続けた昨年(↓)
よりも、同馬としては楽な競馬だったように思える。
この展開でこの相手だと、女王に参戦して頂くしかなかったのかも知れない…。




香港カップ


1.ラヴズオンリーユー 26.32-24.58-23.81-23.04-22.91
2.ヒシイグアス 26.84-24.74-23.65-22.68-22.77 2:00.68
3.ロシアンエンペラー 26.56-24.50-23.77-22.76-23.24 2:00.83
6.レイパパレ 26.48-24.62-23.73-23.04-23.54 2:01.41

ラップタイム
2021 26.12-24.50-23.73-23.24-23.07 2:00.66


ラップタイムを見ると、前半は一応平均弱の流れだが、後半はそれを十分に取り
戻すくらいに締まった展開で、最後まで全く落とさない形。

後傾の持続勝負を、日本馬2頭が最後伸び切っての→ワンツー。
素晴らしい!の一言だが、まずラヴズオンリーユーは、ポジションを確保&極力
ロスなく進めて、直線も内寄りを捌きつつ→競り合いを制する形で勝利した。

この手の展開に対しては、これ!という競馬で、無理をする場面のない(↓)
川田Jの好騎乗だったが、馬自身も終いを落とさない持ち味を存分に発揮。
特に平坦な舞台での「惰性的な」強さは相当なものだし(ディープ産駒共通の
特徴でもあるが)、素晴らしい有終の美となった。心から拍手を送りたい。

ヒシイグアスは、後方からじっくりと進めつつ、後半は大外&早い段階から脚を
使って→最後だけ少し落とした内容(↓)での2着。
展開に対しては難しさがあったはずだし、その持続力は当然認められて、来春
こそ…という雰囲気にはなる。



レイパパレに関しては、(インディチャンプと同じようなイメージで)走法的に
向いている展開だったとは言えないし、この結果は仕方がない。
もっと余力勝負になりやすい舞台などでの、巻き返しに期待しておきたい。





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