2022年12月23日金曜日

朝日杯フューチュリティステークス回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • 前半が速くなって、上がりは耐える(&続ける)という戦いになった。
  • 持久力&持続力が問われた。

朝日杯FS結果

ドルチェモア1.33.9 35.8 03-03
ダノンタッチダウン1.34.0 35.2 10-11
レイベリング1.34.0 35.8 05-05
キョウエイブリッサ1.34.2 35.7 07-07
バグラダス1.34.3 36.0 05-05

天候:晴 芝:良
上り4F:48.2 3F:36.1
前半4F:45.7
12.4-10.4-11.3-11.6-12.1-11.7-12.0-12.4



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半から速くなって、その後もなかなか流れが落ち着か
ない展開。勝負所では多少の変化はつきつつも→上がりは右肩下がりの形。

今回の特徴は、やはり前半部分が速くなったこと。
風の影響もあったとは思うが、全体のバランスとしてはハッキリと前傾の形に
なって、上位の中では最も控えた格好のダノンタッチダウンでも、平均的に脚を
使いつつ→最後はキープという内容。

当然それよりも前から進めていた馬たちは、末を伸ばすというよりも"耐える"
という方向性の競馬になって、適性的には、持久力&持続力が問われた。

脚質的には、溜められない中で各馬一様に脚を削られた印象になり、ある程度
流れに乗っていた&ロスなく進めた馬が上位に入ったが、どちらにしても今回は
ごまかしが利かない展開。結局は地力が反映された。

この先に向けては、何だかんだ人気3頭の決着となり、それらは性能面に加えて
地力面でも補完してきた扱い。シンプルに上位馬の活躍に期待…ということで
良さそう。来年もしっかりと注目していきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ドルチェモア
好発から1つ下げた形だが、前半から脚を使いつつ→直線も最後までしっかり
踏ん張っての押し切り。地力を示した。
前走の、一定水準で進めつつ→決め手を発揮した内容と合わせて考えれば、当然
価値は高くなるし、この先も期待は持てそうな雰囲気。
距離延長というよりはマイルというイメージだが、来春も注目しておきたい。

ダノンタッチダウン
微妙なスタートから、リカバリーしつつ→中団のやや後ろから進めて、前述の
ようにレースを通して平均的に脚を使っての浮上。
これまでと比べれば前半からかなり力を使った格好で、その内容でもしっかり
走れることを示せたのは収穫。地力面での前進を見せた。
タイプ的には、ここではフットワークが目立っていたし、この先は距離延長も
視野に入ってきそうだし、動向も含めて大いに注目はしておきたい。

レイベリング
ある程度流れに乗って、前半から脚を使いつつ→直線もしっかりと踏ん張っての
3着。他の上位馬よりも距離を走っていた扱いだし、2戦目でこの展開に対応。
新馬戦で示した性能と合わせて、やはり非凡さは感じさせる。
フットワークのいいタイプではあり、末を伸ばす方向性になっての前進も十分に
考えられるし、この馬も来年、しっかりと注目したい1頭ではある。



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