2022年12月2日金曜日

ジャパンカップ回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • 落ち着いた流れから、後半で長くいい脚を使う展開。
    (額面以上の厳しさがあった印象)
  • 一定の持久力&末脚の持続力が問われた。

ジャパンC結果

ヴェラアズール2.23.7 33.7 11-09-10-10
シャフリヤール2.23.8 33.7 12-14-14-12
ヴェルトライゼンデ2.23.8 34.0 05-05-05-04
デアリングタクト2.23.9 33.7 12-13-14-14
ダノンベルーガ2.24.3 34.4 08-10-10-07
グランドグローリー2.24.3 34.2 08-10-12-12

天候:晴 芝:良
上り4F:45.9 3F:34.2
前半1000m:61.1
12.8-11.2-12.3-12.5-12.3-12.2-12.4-12.1-11.7-11.4-11.3-11.5



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半ミドルペースから、道中は極端に緩んだ訳ではない
ものの、落ち着いた展開。そこから後半は早めのペースアップをして→最後まで
スピードを落とさない形。

今回の場合、じっくりと進めつつ→上がりで長くいい脚を使う…という、展開
としてはシンプルなレースになった。
(適性的には、一定の持久力&末脚の持続力が問われた)

しかしペース自体はそれほどでも、タイトな隊列で、数字には表れない厳しさが
あった印象。無駄な動きをしたら、もしくは(我慢できず)先に(一気に)脚を
使ってしまったら終わり…というような、特にジョッキー基準ではハイレベルな
一戦だったように思える。

その中において、ロスのない内容から→捌き切った馬が最終的に勝利したことは
偶然ではないだろうし、おそらくラスト1Fでの明暗を分けたであろうアクセルの
踏み込み方など、学びが多く、唸ってしまうような内容だった。

この競馬が先につながるかどうか?ではなく、是非とも先につなげて欲しい。
そう願わずにはいられない、素晴らしいジャパンCだった。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ヴェラアズール
窮屈なところを抜けてきたゴール手前の捌きもさることながら、スタート後も
しっかりポジションを確保する動きをしていて、まずはやはりムーアJの騎乗が
光った一戦だった。
馬自身に関しては、踏んだ水準としてはこれまでのレースとあまり変わらない
扱いで、(数字的には)特別に前進を見せた訳ではないが、このメンバーの中で
勝ち切ったことは当然価値が高いし、実力&この手の舞台に対する適性を改めて
証明した格好。
有馬記念では、まずは適性面でどこまで対応できるか?ということにはなるが、
今の状態で何もできない…というのも考えにくい。やはり注目はしておきたい。

シャフリヤール
ラストのスピード水準がこの馬向きになった…というのはあるかも知れないが、
外を回しつつ→直線でしっかり脚を伸ばしての(動かしての)2着。
あと1歩のところで勝利は逃したものの、勝ち馬をはじめ他の上位馬とのコース
取りの違いを考えれば、十分に評価できる内容だった。
次がどこになるのか分からないが、ハイレベルな毎日杯の内容から、個人的には
9F~10Fの締まった展開でもう1度見てみたいが…。とりあえず動向に注目。



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