2023年2月26日日曜日

フェブラリーステークス回顧(ラップ分析)2023


まとめ
  • 前傾の展開で、上がりは耐える方向性のレースになった。
  • 持久力&持続力が問われた。

フェブラリーS結果

レモンポップ1.35.6 36.3 04-04
レッドルゼル1.35.8 35.7 14-14
メイショウハリオ1.36.2 35.8 16-16
ドライスタウト1.36.3 36.9 04-04
アドマイヤルプス1.36.4 36.8 08-08

天候:晴 ダート:良
上り4F:49.0 3F:36.5
前半4F:46.6
12.3-10.9-11.4-12.0-12.5-12.1-12.0-12.4



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半まずまずの流れから、道中は徐々にペースが落ち着いていきつつ、勝負所で少し加速→上がりはやや掛かった形。

今回の場合、極端に速かったという訳ではないものの、元々厳しい展開になる舞台の(実質)平均強くらいでは流れて、尚且つ前掛かりになっていた馬も結構多かったことで、全体のバランスとしてはハッキリと前傾になった。

その結果、レースとしては"耐える"(&後方からの馬は"続ける")という方向性の戦いになり、適性的には持久力&持続力が問われた。

脚質的には、ある程度流れに乗っていた馬に後方からの馬が迫る…という構図だが、前半で息を入れられなかった好位の馬は少し苦しくなった可能性がありそう。やはり差し馬に向いた印象にはなる。

この先に向けては、差し浮上した馬が踏んだラップも楽な水準にはなっていないので、結局は地力というイメージになるし、とりあえずは上位の力を素直に認めておきたいところ。それらの活躍に期待しておきたい。


各馬&人について

出走各馬&人の詳細&次戦に向けての考察

レモンポップ
ある程度流れに乗りつつ、勝負所は余裕の手応えから→しっかりと押し通しての勝利。 切れ要素の薄い展開になったことは、自身の適性的には向いた部分がありそうだが、後方2騎が浮上している中で、改めて地力を示した。
この先は、自身としてはハッキリとした前傾の内容ではあったので、やはり同距離or距離短縮という方向になると思うが、当然その活躍に注目していきたいところ。


福永祐一J
自分の競馬歴と福永Jの騎手歴はほとんど同じくらいで、デビューの瞬間からずっと見続けた…と言えるトップジョッキーは福永Jが初めて。

居て当たり前だった騎手の騎乗が見られなくなるのは寂しい…というのはもちろんだが、その四半世紀ほどは、サンデー時代から→ディープ時代という"現代競馬"が確立された期間でもあり、日本馬の海外での活躍が珍しくなくなっていく過程でもあった。

後者に関しては福永Jもエイシンプレストンで口火を切った一人だが、年を経るごとに頼もしくなっていった姿は、時代を象徴していたかのようにも思える。

武豊Jがまだまだ元気なので、一つの時代が終わったとまでは言えないが、やはり一区切りという印象。今夜のサウジでの騎乗を目に焼き付けたい。



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