2011年12月4日日曜日

JCダート展望 2011


予想
とりあえずトウショウフリークは、このタイミングで控えても良いことなんて
何もないので、当然行くしかないし、あとは絶対的な2頭がそれをどう扱うか。

両者ともに今となっては速い馬を番手から眺める格好ならば申し分ない…という
タイプになっているし、大外枠に入ったトランセンドが余程の強気を見せない
限りは、少なくとも前半の極端なハイペースは考えづらい。

それでも道中に関しては、どちらかが必ずプレッシャーを掛けていくだろうし、
向正面が締まった展開は当然考えられるので、その部分のスピードにしっかりと
耐えつつ、上がりまで持続できるタイプでなければ結局厳しいはず。

また後方&外から進める馬は毎年、道中で極端に脚を使わされて→直線で止まる
…ということが恒例になっているので、枠順はもちろん、先行力やロスのない
コーナリング、つまり細かい脚の使い方ができることも重要で、そう考えると、
マイル適性の高さ…というのは1つの大きな意味を持ちそう。

◎エスポワールシチー
自ら行っても何の問題もないが、枠順にも恵まれたので、外枠の2頭を見ながら
という前半におそらくなると思うが、番手あたりから、道中を緩ませないように
監視しておけば、自然と持ち前のスピード持続力を活かせる展開にはなるはず。
対トランセンドという部分でも、潰れなきゃおかしいくらいに飛ばした南部杯は
十分言い訳できるし、相手に比べてロスなく運べることが確約されているここは
逆転の可能性は当然考えられる。
とにかく今回負けたら何も言えなくなる状況で、最後かもしれない…本命。

○トランセンド
スピード持続力は当然高く、上がりの性能という部分ではエスポワールシチーを
おそらく上回っているという存在で、普通に考えればこちら…という雰囲気。
それでもとにかく今回は、大外枠に入ったという大問題があり、思い切って行く
としてもすぐ内にトウショウフリークがいて、結局は外々を回らされる可能性が
高いので、元々持っていたかも知れないアドバンテージは最早無いに等しい。
それでいてこちらが(当然だが)人気ならば、相手の方に期待したくもなる。

▲テスタマッタ
持続力に関しては、元々フェブラリーSで1つ上の内容を示しているし、前半で
極端に引っ張られない限りは、道中~上がり…という脚の使い方はできるはず。
前走は少し特殊な展開に嵌って浮上しきれなかったものの、一定の地力は見せて
いるし、叩き2走目で上積みが見込め、良い枠に入ったここは当然期待したい。

注ダノンカモン
前走の負けは早仕掛けの形になって結局最後に差されただけで、南部杯で示した
地力を否定するものでは当然ない。
1400~1600mで見せる持続力と、元々溜め→切れを発揮するタイプということを
考えれば、阪神ダ1800mはこなせていいはずだし、ここも上位に食い込んでくる
姿を想像しておきたい。

△バーディバーディ
昨年もここでは好走しているし、決め手というタイプではないものの、マイラー
的な持続力を発揮して、上位に粘り込む可能性はあっていいはず。
現状の状態が良いのか悪いのか…イマイチ分からないのだが、休み明けを叩いて
叩いて、前走は一応まずまずの内容を示した訳だし、徐々にパフォーマンス自体
上がってきている印象は受けるので、そろそろ注目してもいい頃合に思える。

△ニホンピロアワーズ
前走は速い流れで思うようなポジションが取れず、結局中団の前辺りから徐々に
浮上しての3着…という内容。
今回舞台が阪神に替わったことで、少なくとも前半は自身のペース&位置取りで
走れる可能性が高いし、適性的にもハイペース戦よりも持続戦の方が合うはず。
単純に地力でキッチリ跳ね返される可能性もあるし、外目の枠に入ったという
点も気になるが、ここは注目してみたい。


☆ワンダーアキュート
基本この馬は、前半<道中の持続力勝負よりも、前半>道中の持久力勝負の方が
得意というタイプなので、ここへの適性は微妙…という存在。
今年は前者への対応を一応更新してはいるが、みやこSでは絶対的なレベルには
結局差をつけられた訳だし、叩き2走目の分、多少は詰められたとしても掲示板
くらいまでが妥当に思える。

☆トウショウフリーク
前走はハイペースからの粘りをしっかりと発揮して、地力は十分に示した格好。
それでも履歴からは、タイプ的に上がりの性能…という部分に疑問が湧く馬で、
仮にみやこSよりも前半のペースが楽になったとしても、それで本当に良さが
出るのかどうか…。

☆ミラクルレジェンド
道中~上がりの持続力という部分は交流重賞でしっかり示していて、先行力に
関しても関越Sで見せているので、適性的にはこの舞台に嵌る可能性もある。
それでも元々馬格のない馬が坂のある阪神という舞台で、いきなりこのレベルを
相手に何かできる…と考えるのは、少し無理があるようにも感じる。

☆ヤマニンキングリー
前走は前半引っ張られる展開をしっかり押し切って、持久力の高さを示したが、
それが直ちに、ここの道中締まった展開につながる訳ではない。
もちろん芝であれば持続力勝負でも結果を残している馬だが、それをダートG1
へ対する裏付けと考えるのは、少し雑過ぎる…という印象。
可能性としてはあるのかも知れないが、ここは静観したい気持ちの方が強い。


×ラヴェリータ
基本的にこの馬は、前半ハイペースから溜め→切れを発揮して、持久力を活か
したいというタイプで、適性的にこの舞台には合っていない。
それでも昨年は、自身としてはまずまずの内容を示しているが、上位には結局は
残れなかったし、今回もやはり厳しくはなりそう。

×ソリタリーキング
前走はまずまず水準の高い展開を押し切って、持久力の高さは示した格好だが、
このレベルのスピード持続力という点では、裏付けは皆無。
とりあえずここは、新しい一面を見せられるかどうか…という試金石の場。





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