2011年12月3日土曜日

ステイヤーズS展望 2011


過去の(長いので変則:3F毎+ラスト6F)ラップタイムは以下の通り。

2010 36.6-37.0-38.6-39.3-12.8-11.1-11.5-12.0-11.9-12.6
2009 38.9-40.4-40.6-40.0-12.7-12.2-11.8-11.4-11.5-11.8
2008 38.2-38.5-38.1-41.3-12.4-11.9-12.1-11.9-11.4-12.3
2007 37.5-39.5-38.0-36.9-12.2-12.0-12.9-12.0-11.4-12.5
2006 36.7-37.5-37.9-38.3-12.4-12.3-12.5-12.1-11.3-12.4
2005 39.1-38.3-39.4-40.0-12.3-11.8-11.6-11.5-11.6-12.1
2004 37.1-35.9-40.8-39.2-12.6-12.0-12.1-11.8-11.5-11.8
2003 37.5-36.9-40.2-39.8-13.2-12.8-12.5-11.7-11.6-12.0
2002 39.0-37.8-37.7-39.3-12.5-11.8-12.2-11.6-11.6-12.1
2001 37.7-36.7-37.8-39.5-11.6-11.7-12.0-11.9-11.9-12.5

過去10年の平均ラップタイム
37.83-37.85-38.91-39.36-12.47-11.96-12.12-11.79-11.57-12.21
3.46.07




傾向(過去記事の一部修正)
ラップタイムを見れば、さすがにこの距離なので前半~道中はかなりゆったりと
した流れになり、レースが動くのは2周目の向こう正面に入ってから。
レース終盤は、ラスト5F~6Fあたりから徐々にペースアップして、勝負所では
さらにもう1段階ギアチェンジするという形。

何はともあれ、ここでは日本一長い道中を進めても、勝負所まで十分な余力を
残せなければ話にならないので、当然のように高い持久力を持っていることが
重要になる。

それを前提として、勝負所では瞬間的に加速する場面が見られるので、ある程度
スムーズに動ける切れ味タイプが合っていて、あとは向こう正面で勢いがつき
過ぎた場合に備えて、持続力を併せ持っていればより安心…といったところ。


好走の条件
・とにかく高い持久力が必要
・勝負所での切れ&末の持続力があること


予想
今回は引っ張るタイプとその直後につけるタイプが、一応しっかりと揃っている
印象のメンバー構成になっていて、そこそこの水準では流れそうな雰囲気。
そうなれば当然持久力…をまずは優先したい。

◎マイネルキッツ
持久力が相当高く、超長距離への適性は当然抜群という馬だし、日経賞(中山)
では切れも持続力もしっかり示していて、この舞台ではもちろん有力。
前走の負けは休み明けの状態で、不得意の決め手勝負…、自身は生涯最速タイの
上がりを使っているくらいなので、全く度外視可能なはず。
叩き2走目で条件揃ったここでこそ期待したい。

○フォゲッタブル
一昨年このレースを制して、昨年も厳しい競馬をしながら上位にはしっかりと
残ったし、速い脚を問われないで、持ち前の持久力を示せるここはやはり合う。
ここ2戦はいかにも超長距離馬っぽい負け方で、状態はむしろ戻っている印象も
受けるし、好走の可能性は当然あるはず。

▲イグアス
今までスローばかりでの好走だったのが、前走は道中の水準が上がっても末脚を
鈍らせずに、その分だけ時計を縮めてみせて、なかなかの持久力を示した格好。
とにかく緩んでも極端な決め手は示さないし、締まっても特に落ちることもない
…という、常にそこそこの上がりを使う部分も含めて、高い長距離適性を備えて
いる可能性は十分ありそう。

注ビートブラック
前走も一応浮上はして来ているし、一定の持久力はもちろん示している馬で、
常に何か1つ足りない印象を与えることからも、超長距離の方がむしろ合って
いるという可能性はある。
実際に3000m級では毎回何かしら格好はつけているし、京都や東京に比べれば
純粋なスタミナ勝負を活かしやすいここなら、ある程度の結果は残せそう。

△トウカイトリック
前走は結果自体は全く…という内容だったが、休み明けながら、東京2500mでの
いつものこの馬の水準くらいでは走っているし、今年の天皇賞でも出来ている
ように、まだまだ戦えるレベルにはありそう。
叩き2走目で上積みが見込めるここは、当然浮上の可能性もあっていいはず。

△ナムラクレセント
超長距離ということで当然有力な存在ということになるが、この馬は基本的には
広いコースでゆったりとマイペースで走れることが条件で、以前にも日経賞で
何も出来なかったように、中山の内回りというのがどうしても気掛かり。
可能性としては考慮しておきたいが、今回は強く推したい気持ちにはならない。

△モンテクリスエス
持久力は高いのに、スピードがどうしようもなく、2000m台の短距離では結果を
出せないが、その分、超長距離ではいつ如何なる時もやってくる…という存在に
なっていて、当然ここも最後浮上してくる可能性は考えておきたい。
単純に休み明けの状態次第。

△ヤングアットハート
目黒記念ではなかなかの持久力を示しているし、切れ&持続力に関しても一定の
ものは見せていて、可能性としてはあってもいいはず。
ただし前走は休み明けで重めも残っていたとは言え、あまりに何も出来ていない
というのは気になるし、あくまでここは状態次第のイメージ。





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