2014年3月13日木曜日

弥生賞回顧 2014


レース総括
■前半やや速く、一旦落ち着いてから→実質ロングスパートという展開
■持久力&(末脚の)持続力が問われた


弥生賞結果
トゥザワールド2.01.4 35.7 07-07-06-04
ワンアンドオンリー2.01.4 35.5 10-10-08-08
アデイインザライフ2.01.8 36.2 05-05-06-04
エアアンセム2.01.8 35.7 12-11-11-08
キングズオブザサン2.02.1 36.0 11-11-11-11

天候:晴 芝:良
上り4F:48.3 3F:36.4
前半1000m:61.2
12.4-11.0-12.2-12.8-12.8-11.9-11.9-12.3-11.9-12.2




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半やや速いくらいの流れで、道中は1~2コーナーで
一旦しっかりと緩んでから向こう正面で一気にペースアップする展開になって、
その後は(少し緩急がつきつつも)最後まである程度の水準を維持する形。

今回の特徴は、まずは何と言っても向こう正面で格上馬が前に圧を掛けに行った
…という部分で、それによって展開的にはロングスパートの形になり、かなりの
持続力が必要になった。

更に前半で少し引っ張られていることを考えれば、持久力という点でもある程度
しっかりと問われているはずで、この先に向けて、地力の面での大きな裏付けに
なっていきそうなレース…という扱いができそう。

また脚質的には、やはりこの展開なので、先行馬には特に厳しくなったはずで、
次戦以降でとりあえずは巻き返しの可能性を探ってみたいところだが、勝ち負け
した2頭に関しても、単なる恵まれ…とかではないので、今後の更なる前進が
十分に期待できそうな雰囲気。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

トゥザワールド
川田Jの話では狙って圧力を掛けた…ということなので、これはもう相当中身が
良くなければ出来ない芸当だし、勝負所~直線で見せた際立った脚も合わせて
考えれば、持久力&持続力&切れのどれを取っても文句なし…という内容。
ラスト少しフワッとして迫られた点に関しても、(切れがない馬ではないので)
本来は使わなくていい脚を道中で使ったのだから仕方がないし、普通に格上の
パフォーマンスとして考えておきたい。
当然この先の期待は大きく、他のクラシック候補と比べても、展開に左右され
にくい…という長所があるだけに、可能性はかなり高そう。大注目。

ワンアンドオンリー
真っ直ぐ走ってから、終いを伸び切る…という能力は今回も健在で、ラストの
際立った追い込みからの、本当に惜しい2着だった。
当然その点での"強さ"は十分に認められるし、この先の期待も大きくなったが、
その一方で、(コーナリング)加速という点での不安を間違いなく露呈した内容
でもあったので、フルゲートの皐月賞で勝負所がゴチャつく可能性を考えれば、
逆転するのは難しそうではある…。
やはり東京で、距離が伸びて純粋な持久力&決め手…という勝負になった時に、
真の実力を発揮する…という方がイメージは湧きやすい。

アデイインザライフ
トゥザワールドが圧を掛けてくれたおかげで体力勝負になった…という部分も
好走の要因ではあるとは思うが、それでも、そもそもがスタートを普通に出て、
行き脚もしっかりつく…という大変身を遂げている訳なので、これはもう素直に
成長を認めたいところ。
この先はとりあえず、速い脚を使えるかどうか?という1点に注目したい。


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