2014年3月27日木曜日

高松宮記念の傾向 2014


高松宮記念過去2年のラップタイム
過去のラップタイムから傾向を探ってみる。

2013(ロードカナロア:1.08.1)
11.9-11.0-11.4-11.2-11.0-11.6

天候:晴 芝:良
上り4F:45.2 3F:33.8
前半3F:34.3
勝ち馬コーナー通過:09-07
勝ち馬上り3F:33.2


2012(カレンチャン:1.10.3)
12.2-10.6-11.7-11.6-11.7-12.5

天候:晴 芝:良
上り4F:47.5 3F:35.8
前半3F:34.5
勝ち馬コーナー通過:02-02
勝ち馬上り3F:35.5


過去2年のラップタイム



傾向
コースが改修されてまだ2回の開催だが、過去のラップタイムを見てみると、
2012年は前傾でラスト1Fが大きく落ち込む展開になり、2013年は後傾の決め手
勝負…というように、完全に間逆とも言える展開になっている。

そこでまずは2012年に関して思い返してみると、改修直後の開催ということで、
路盤の柔らかさから1年を通して時計が掛かる状態が続いていた。
当然その条件では、ペースに依らず周って来るだけで負荷が掛かり、終いの脚が
止まりやすい馬場だったと言えて、その環境での開催をレース傾向として大きく
捉える…ということは少ししづらい印象になる。

一方で2013年に関しては、前年と比べて2秒以上も時計が短縮されているように
馬場がしっかりと固まった状態で行われ、傾向を探る上ではやはりこちらを重視
する方が理に適ってる…と言えそう。

その2013年は、前述したように前半のペースが上がらずに、かなり後傾の展開に
なった訳だが、その内容はコース自体の特徴である(最初の直線の短さにより)
クラスが上がっても前半のペースがあまり変わらず、後半の方にその差が大きく
現れる…という部分に合致していて、傾向として採用してもそれなりの説得力を
持っていそう。

更に上級クラスほどコーナー部分での減速が小さく、道中が締まったフラットな
展開になりやすい…というもう1つの特徴を合わせて考えれば、G1のここでは
締まった道中を追い上げて、尚且つ直線でしっかりとした脚を使う必要があり、
適性としては、スピード持続力&決め手が問われることになる。


※上がり勝負になった昨年のレースを見て、個人的には、ほぼ確実にハイペース
からの地力勝負になる1400mで開催して欲しい…とさえ正直思っていたのだが、
ロードカナロアの安田記念勝利や香港スプリントでの圧勝を目の当たりにして、
完全に考えが変わった。

つまり高松宮記念&スプリンターズSという、適性的にはほとんど間逆と言える
2つの頂点を完全制覇することで、全く非の打ち所のない王者が誕生し、それが
異なる路線や、(ほとんど適性で負けていると思える)海外のレースにつながる
のであれば、その方向の方がむしろ正しいのかも…と今は思っている。


好走する条件
・スピード持続力&決め手が必要






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