2019年12月7日土曜日

阪神ジュベナイルフィリーズ展望(予想)2019



予想


土曜の外回りのレースを見れば、落ち着いた流れでは好位の馬の決着、前傾の
前掛かりな展開では後方の馬の決着…と、シンプルに展開次第という雰囲気。

今回、展開の鍵を握りそうなのはやはり距離延長組で、その中でもかなり厳しい
流れだったのがファンタジーS。そこで逃げたエレナアヴァンティが大外枠に
入っていて、(好位から)好走した馬が内にいる点も含めて、さすがに単なる
上がり勝負…というのは考えにくい。

中心としては、やはり緩急どちらにも対応出来そうなタイプを考えたいところ
だが、相手候補としては、体力勝負歓迎のタイプを積極的に選んでみたい。

◎クラヴァシュドール
サウジアラビアRCは、前半~道中をまずまずの水準で進めつつ→しっかりと
した決め手を発揮しての2着。相手もかなり強かったし、そのパフォーマンスは
十分に高く、ここでは普通に上位扱いになる。
2戦目で馬体を大幅に増やしてきた相手と比べると、スケール的な部分で少し
負ける印象ではあるが、(少し硬く見えた)初戦と比べれば、前走の雰囲気は
良くなっていたし、とりあえず、流れに乗る…という点ではこちらに分がある。
(他にも有力馬はいて、実際にそうなるか?はともかく)この同期のジョッキー
2人の一騎打ちになった場合、藤岡佑Jが勝っている印象も結構強い。
今回はこちらを選択してみる。

○リアアメリア
アルテミスSは、(道中はまずまずだが)前半が落ち着いた流れで、基本的に
前の馬が残ったレース。その中でこの馬は、後方から進めつつ→直線で外から
まとめて交わし切っての勝利。初戦の内容も含めて、スケール的に相当なものが
あるし、ここでも当然の上位扱い。
これまでとは違って多頭数、そして追走のペースも一気に速くなるという点で、
ここはこの手の(大味な競馬をしてきた)馬が取りこぼしがちな場面ではあり、
結果的に本命は相手に譲ったが、可能性はもちろん十分にあるはず。
選ばなければいけないから選んだ…というだけの序列。こちらも期待はしたい。

▲マルターズディオサ
未勝利戦は、立ち遅れて後方から。展開的に締まった流れの中で、自身は早い
段階から内をスルスルと押し上げつつ→最後もしっかり押し通しての勝利。
内容としても、道中をかなり高い水準で進めている扱いになるし、そこで示した
パフォーマンスで考えれば、ここでも普通に上位。
キズナ産駒は少し持続力の方に寄っている印象で、本質的には中距離の内回り
コースあたりか…という気もするが、一定以上の水準で引っ張られて、後半の
体力勝負になれば、長くいい脚を使って浮上する可能性は十分にありそう。

注ウーマンズハート
とりあえず、上がりの推進力に関しては圧倒的。その方向の(個人的な)指標で
言えば、抜けた扱いになってしまう。
その一方で、経験した2戦はともに道中に13秒台が現れる緩い流れだったため、
ペース耐性という部分では裏付けが薄い。困った存在。
結局のところ、何を重視するか?という(予想する側の)スタンスの問題だが、
ここはG1。ごまかしが効かない総合力勝負(ごまかすタイプではないが)。
どうしても推し切れない感覚にはなる。

△レシステンシア
ファンタジーSは、途中多少控えた部分もあるが、厳しい展開を番手から押し
通した、かなり強い内容。地力では当然上位に扱える。
タイプ的にこの舞台で末を伸ばせるか?というのはあるが、先々の桜花賞などと
比べれば、阪神JFはまだ体力勝負的な側面も大きく、将来的に距離短縮方向に
向かうような馬が地力で粘り込むことが、過去にもしばしば起きている。
頭と言うとさすがに切れ負けの雰囲気だが、相手には考えておきたいところ。

△クリスティ
1周するコースで、楽な追走からジワっと進出して→直線突き抜けた未勝利戦の
内容を見れば、中身がとても良さそうだし、単純にいい馬。
当然浮上の可能性はあっていいとは思うが、この舞台に対しては、切れの部分で
どこまで?というのがあり、その点、体力勝負になれば…といったところ。
これもキズナ産駒。距離延長してからが面白いのかも…という部分もあるので、
長い目で見守りたい感覚だが、ここも浮上の可能性は考えたい。



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