2019年12月14日土曜日

朝日杯フューチュリティステークス展望(予想)2019



予想


土曜の外回り2レースはともに逃げ切りだったが、それらの上がりは33秒台。
その点で判断材料としてはちょっと弱いのだが、それでも内回りのレースも
含めて考えれば、やはり先週とあまり傾向は変わらず…といったところか。

それならば、ある程度しっかりと流れに乗れて、仮に展開が締まった場合にも
スピードに殺されることがなく、そこから上がりをしっかりとまとめられる
…という、今の時代らしいタイプを、当然中心には考えたい。

◎サリオス
サウジアラビアRCは、前半〜道中をある程度高い水準で進めつつ→決め手を
発揮しての勝利。単純に高いパフォーマンスだった。
パワー系で、フットワークというよりもしっかりと脚を回転させて推進力を稼ぐ
イメージのタイプ。その点、前走も決して馬場に合っていた訳ではなかったと
思うのだが、それでも一瞬だけ前に出ようとしたクラヴァシュドールを、有無を
言わさずに競り落とす豪脚。地の強さはやはりかなり備えていそう。
あとは今の馬場でしっかり積極的な競馬をすれば…といったところだが、日曜の
ムーアJは、あからさまに芝レースだけを選んだように騎乗。メインの頃には
バッチリ傾向は掴めているはず。素直に推しておく。

○ペールエール
デイリー杯2歳Sは、まずまずの流れから→仕掛けが早くなった展開で、道中
馬群の後ろにいた2頭で決まったレース。その中でこの馬は、好位から積極的な
競馬をしての→粘り込み。その地力は当然認められる。
決め手の部分でも、新潟2歳Sでウーマンズハートと接戦を演じられるだけの
ものを示している訳だし、ここの展開への対応も問題ないはず。
内枠のダイワメジャー産駒。先週もそんな馬がいた気がするし、マーフィーJ
らしく積極的な内容であれば、可能性としては十分あっても良さそう。

▲レッドベルジュール
デイリー杯2歳Sのパフォーマンスは高く、単純なデータの比較では(馬場差
込みでは)一応サリオスと同等レベル。("加速"という指標では負ける)
とりあえずは今回、この組が人気的には盲点になりそうな雰囲気ではあるし、
そこの勝ち馬&スケール感があって将来的にも期待が持てそう…という点で、
やはり上位に扱っておきたい。
ただし、先週の阪神JFを見た直後だけあって、今の馬場で最も分が悪くなり
そうなのはこの馬…という感は否めず、悩んだ末→1つ序列を下げる。

注ウイングレイテスト
デイリー杯2歳Sで2着。この馬のパフォーマンスも十分に高くて、地力では
ここでも普通に上位に扱える。
切れという点では、他の上位評価馬に対しては少し分が悪い印象だが、前走の
内容を見れば、スタートはかなり良かった(→そこから徐々に下げた格好)。
今回はそのまま下げずに積極的な競馬を選択すれば、今の馬場ならば粘り込む
可能性はあってもいいはず。
人気は明らかに甘いし、騎乗も含め、しっかりと注目しておきたい存在。

△タイセイビジョン
京王杯2歳Sは、同レースとしては締まった流れの追走から→直線ビュッとは
来ないものの、満を持して終いを伸び切る形で快勝。最後の部分の踏ん張りを
見れば、なかなかの心肺の強さを備えていそうな雰囲気ではあった。
マイルでしっかりとした決め手を発揮している馬たちと比べると、効率の部分で
伸び負ける可能性はあるが、ある程度ポジションを取りつつ→上がりをまとめる
競馬をすれば、上位に食い込む可能性はやはりあっても良さそう。

△ジュンライトボルト
前走は、前半~道中である程度厳しいラップを踏んでの→粘り込み。その内容は
ちょうどデイリー杯2歳Sのペールエールとほぼ同水準で進めつつ→上がりだけ
少し落とした…というくらいの扱いで、一定の地力は認めていいはず。
そしてその時は、ジャパンC当日の内有利な馬場で、最内枠ながら後半外寄りに
持ち出した格好(勝ち馬はさらに外からだが)。内にこだわっていれば…という
ところはあった。今回も最内枠。ロスのない競馬から→残る可能性は考えたい。

△ビアンフェ
ある程度の長さもあり、元々そこまで一本調子なタイプではないが、マイルまで
延長すると、さすがに切れ負けの可能性は否めなくなる。
その点、より"性能"が重視されるこのレースでどこまで?という雰囲気ではある
のだが、今の馬場で内枠、ハナ濃厚という状況。ゼロではないのかも。
もちろん、外のメイショウチタンあたりがどのくらい絡んでくるか?というのは
あるが、マイペースで持続力を活かす競馬が出来ればという条件で、相手には。



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