2019年12月6日金曜日

中日新聞杯展望(ラップ傾向&予想)2019



まとめ
  • 後半徐々にペースアップしつつ→勝負所でもう1段加速する展開。
  • 一定の持久力と、切れ&持続力をバランス良く備えていることが必要。
  • 予想◎ロードヴァンドール

過去のラップタイム

2018 12.6-11.0-12.2-11.5-11.4-11.8-12.3-12.3-11.8-12.4
2017 12.5-10.8-12.7-12.6-12.1-12.2-12.1-11.6-11.2-11.5

~3月開催~
2016 12.7-11.2-12.9-12.7-12.6-12.3-12.0-11.7-11.2-12.0
2015 12.8-11.3-12.7-12.6-12.2-12.0-11.6-11.7-11.6-12.7
2014 12.8-11.4-12.8-12.6-12.5-12.3-12.4-11.7-11.2-12.0
2013 12.4-11.0-12.5-12.3-12.0-12.0-11.8-11.9-11.4-12.3
2012 12.9-11.3-12.9-12.8-12.7-12.0-11.9-12.2-11.4-12.1

過去2年⇔3月開催の平均ラップタイム




ラップ傾向

(過去記事の一部修正)

ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~ややゆったりと入って、道中は
向こう正面から徐々にペースアップしていく展開。そこから直線でもう1段加速
した後→ラスト1Fは少し落ちる形。

ここでは、前半は基本的に溜められる格好だが、後半は息が入りづらい展開に
なってサバイバル的な要素が強くなるため、勝負所までに十分な余力を残して
おくためにも、まずは最低限の持久力が必要となる。

また適性面では、レース後半の、下り坂でジワジワと脚を使いつつ→直線の坂で
さらにしっかりと脚を使う…という部分で、切れと持続力をバランス良く備えて
いることが重要になり、そのどちらかに特化したようなタイプには少し注意して
おきたいところ。

脚質的には、勝負所の手前辺りで脚を溜めづらい展開により、やはり前の馬には
厳しくて、基本的には差し馬中心…という考え方をしておきたいところ。

※昨年はかなり前掛かりな展開になったが、コース全体の特徴からも、さすがに
それは例外という見方をしておきたい。


好走の条件
・一定の持久力があること
・切れと持続力をバランス良く備えていること



予想


◎ロードヴァンドール
前走は、道中が締まって尚且つ早仕掛けの展開で、差しが優勢になったレース。
その中でこの馬は、好位の少し後ろから→勝負所しっかり攻めての粘り込み。
改めて高い地力を示すとともに、まだまだ出来るところを見せた格好。
このコースは、一昨年の金鯱賞の強い2着があり、その後の中日新聞杯でも好走
している相性のいい舞台。当然有力な存在にはなるはず。
前の馬が勝ち切れるか?というのはあるが、他も一長一短というイメージだし、
今回は最内枠を確保。行き切るにしろ、番手付けするにしろ、無理なく入れそう
ではあり、とりあえずここは中心として考えてみたい。

○アイスストーム
前走は、後方から→4角大外を回す競馬で5着までだったが、とりあえず自身の
道中~上がりのパフォーマンスは高い。垂水Sの内容なども含め、地力は上位。
小倉記念は、半端なポジションで終始外を回して、ロングスパートの展開の中で
なし崩し的に脚を使った形。度外視できる。
今の中京では、おそらくロスなく進めることが重要になる中で、枠的にも悪く
ないところを引いたし、あとはそれを活かせるかどうか?という鞍上次第。

▲サトノソルタス
同舞台の2走前は、後傾の展開でロスなく進めることが重要になったレース。
その中でこの馬は、3~4コーナーで外を動くという、ほとんど禁断の騎乗を
して→直線伸び切れず…という内容。余裕で度外視。
地力の裏付けとしては1年以上間隔が空いていたジューンSの3着。そこからは
プラスαが必要だが、斤量も軽くなっているし、その可能性はあるはず。
内からの競馬で結果を出している印象もあり、あと1つ推し切れないが、注目。

注マイネルサーパス
前走は、締まった展開の中で、ある程度流れに乗りつつも道中はじっくり進めて
→直線しっかりと持続させての勝利。好騎乗による部分もあるが、自身の踏んだ
ラップも厳しいものだったし、その実力は十分に認められる。
脚の回転で推進力を稼ぐタイプで、イメージ的に中京の坂上がどうか?という
部分があり、尚且つ今回は大外枠。内枠を引けば本命まで考えていたのだが、
今回の評価はここまで。

△ショウナンバッハ
昨年ここでは2着。その時は厳しい展開に引っ張られつつ、展開的にはまった
部分はあるが、自身としても道中で高い水準のラップを踏んでいる内容だし、
とりあえず地力は認めていいはず。
近走に関しては、なかなか浮上し切れない結果にはなっているが、宝塚記念を
除けば常に一定以上の脚を使えていて、展開1つという雰囲気。
条件付きではあるものの、浮上の可能性は考えておきたい。

△カヴァル
新潟記念は、直線少し不利もあったが、それまで経験してきたものとは全く違う
厳しい展開に引っ張られて→末が鈍った…という敗戦。
その点、今回も道中が締まった場合の不安はある。
しかし、少し刻む走法的な部分で、内枠を確保できたことは大きいし、道中で
削られなければ、終い3Fをしっかりと伸び切れるタイプ(父譲り)。
流れが落ち着いた場合の一発は否定できない。扱いは微妙だが、注目はしたい。

△タニノフランケル
中山金杯や七夕賞で(後者は6着だが)粘り込んだ内容を考えれば、とりあえず
地力では上位に扱える存在。スピードで押し通してしまうようなタイプ的にも、
ある程度時計の出る今の馬場は、条件としてはいいはず。
ただしこの馬は、大型だが、この1年は成績と斤量がほぼ連動している雰囲気が
あるし、正直なところ10Fよりも9Fの方がパフォーマンスが高くなっている。
残る可能性は考えたいが、55kg&10Fのここはイメージ的に掲示板くらい…か。



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