2021年4月22日木曜日

アーリントンカップ回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 前半ある程度速く、道中で一旦溜めつつ→しっかりと加速する展開。
  • 持久力&切れが問われた。

アーリントンC結果

ホウオウアマゾン1.34.2 34.8 02-02
リッケンバッカー1.34.4 34.7 06-07
レイモンドバローズ1.34.5 35.0 04-04
ピクシーナイト1.34.6 35.4 01-01
ワールドバローズ1.34.8 35.4 03-02

天候:雨 芝:重
上り4F:47.2 3F:35.0
前半4F:47.0
12.4-10.8-11.5-12.3-12.2-11.5-11.2-12.3



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半ある程度速くなり、道中は一旦落ち着いた展開で、
勝負所でしっかりと加速→最後だけ落ちる形。

重馬場になって→ちょうど平均に近いスピード水準。どれだけ高い所から降りて
きたんだ?といったところだが、とりあえず展開としては、引っ張られつつの
→緩急というシンプルな形。適性的には、持久力&切れというレースだった。

脚質的には、この展開ならば(前もスタート直後に脚を使っているので)前後
イーブンくらいで良さそうなイメージだが、速い馬場のなごりか、基本は好位で
流れに乗った馬に向いた印象(地力があってこそだが)。

今回は、やや前傾&イーブンに近いダイナミックな展開。レースの性質としては
2018年に近そう。その年は、直後のNHKマイルCはレッドヴェイロンの3着が
最上位だが、他もタワーオブロンドン、インディチャンプ、ダノンスマッシュの
G1馬を筆頭に、重賞級を(ダートも含めて)多数輩出。

今回も(実質的な)水準は低くないし、個人的な指数も結構高く出ている。
ちょっと長い目で見守ってみたい感覚にはなる。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ホウオウアマゾン
前半から脚を使って、道中一旦溜めつつ→しっかりと上げた格好で、前後半を
ほぼイーブンでまとめての、危なげのない勝利。
デイリー杯の速い決着をこなしたとは言え、やはりパワー系で、この手の条件で
こそ…という雰囲気になるし、溜め→切れという形にも合っていそう。
(タイプ的には、エイシンアポロンに近いようなイメージ)
今後は、舞台&馬場を見極めつつ、しっかりと注目していきたい。

リッケンバッカー
性能面では、これまでにも一定以上のものを示していた馬だが、今回は地力の
部分もしっかり更新してきた格好。
水準が上がっても問題なし…というのなら、この先の可能性は当然広がるし、
時計面でも、もっと詰められる可能性は十分。
ある程度流れに乗れるタイプ的に、東京でも面白い存在になるのかも。

レイモンドバローズ
最後はあと1つ伸び負けた格好だが、これまで粘り(&持続)方向の内容ばかり
だった馬が、しっかり溜めを効かして→上がりをまとめられたことは大収穫。
この手の馬場に合っていた…のかも知れないが、とりあえずこの先の可能性は
かなり広がった印象になるし、持続的な要素が問われるレースに戻るとしても、
(新味を出して)さらなる飛躍を見せる…という期待が持てる。当然注目。



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