- 前半~道中が速く、上がりの掛かる展開。
- 高い持久力&持続力が問われた。
有馬記念結果
1 | エフフォーリア | 2.32.0 | 35.9 | 09-09-08-05 |
2 | ディープボンド | 2.32.1 | 36.1 | 05-06-06-05 |
3 | クロノジェネシス | 2.32.2 | 36.0 | 07-07-08-08 |
4 | ステラヴェローチェ | 2.32.3 | 35.9 | 10-11-10-08 |
5 | タイトルホルダー | 2.32.5 | 36.9 | 02-02-02-02 |
天候:晴 芝:良
上り4F:49.1 3F:36.7
6.9-11.3-11.6-11.5-11.9-12.5-12.6-12.2-12.4-12.4-12.2-12.0-12.5
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半速い流れから、道中も淀みのない展開で、勝負所で
ある程度の加速は示したものの、上がりは掛かった。
今回の特徴は、やはり前半~道中の速さ。
1頭が少し離した隊列ではあったが、タイトルホルダーの横山和Jが「間違いは
絶対に犯さない」という(射程圏に入れた)騎乗をしたことで、後続もしっかり
引っ張られて、特に道中は高い水準で進めた格好。
上がり3Fの最速が35.9秒という数字が示すように、ごまかしの利かないハッキリ
とした地力勝負で、適性的には当然、高い持久力&持続力が問われた。
脚質的には、掲示板に少し届かなかった馬たちを見ると、厳しい展開でやはり
差し優勢だと言えそうだが、何だかんだ人気上位5頭での決着。
シンプルに地力が反映されたと考えたい。
この先に向けても、ここが最後になった馬もいるが、上位の活躍に素直に期待…
としておきたいところだし、この組は単純に適性面での上げ下げ…ということで
良さそう。それぞれ来年(今年)もしっかり注目していきたい。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
エフフォーリア
展開に対する(前後の)位置取りは、厳しい立場という訳ではなかったものの、
道中は外を回しつつ、他の上位と比べても高い水準で進めていた内容。
それでいて(数字にはあまり表れていないが)直線でもしっかりと脚を使えて
いたし、何の文句もない強い競馬だった。
ポジショニングも含めて、中山のこの展開でこれが出来るなら…ということで、
来年以降どこで負けるのか?という感覚になるし、この先、絶対王者級の活躍を
する可能性は十分。大注目していきたい。
ディープボンド
ロスのないコース取りから、直線で少し持ち出しつつ→しっかりと勝ち負け。
持ち前の高い持久力&持続力を発揮した格好で、この手の体力勝負での強さは
やはり相当なもの。
この舞台で立ち回りを見せた…という部分でも、過去の中山での敗戦はスルー
(もしくは距離)ということで良さそう。
来春、改めて盾を目指すのなら、当然有力な存在になるし、コントレイルが引退
した今、世代の代表として1つタイトルを獲る姿を見てみたいところ。
クロノジェネシス
展開的には、おあつらえ向きではあったので、最後はあと1つ上げ切れなかった
イメージになるが、それでも引退レースでしっかりと格好をつけた3着。
おそらく状態は万全という訳ではなかった中で、改めてその地力&この舞台への
適性の高さを示した。
元々は切れ方向のレースでも力を見せていたし、バゴ産駒らしからぬ…という
雰囲気の馬ではあったが、3歳夏を越したあたりからは、徐々に"らしい"馬に
変わっていった印象で、デビュー後の馬体重の推移からも、すばらしい成長力を
見せてくれた。北村友Jとのコンビをもう1度見たかった…というのはあるが、
とりあえずは拍手! それしかない。
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