2022年2月10日木曜日

きさらぎ賞@中京回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • レースを通して高い水準をキープする展開。
  • 持久力&持続力が問われた。

きさらぎ賞結果

マテンロウレオ2.00.5 35.0 08-08-07-07
ダンテスヴュー2.00.5 35.3 07-05-05-05
メイショウゲキリン2.00.7 36.1 01-01-01-01
アスクワイルドモア2.00.7 35.1 10-09-08-07
ストロングウィル2.01.2 36.2 03-03-03-03

天候:晴 芝:稍重
上り4F:48.0 3F:35.9
前後半1000m:60.6-59.9
12.7-11.3-12.2-12.3-12.1-11.9-12.1-11.9-11.8-12.2



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、この舞台としては前半から速めの入り方をして、道中も
淀みなく流れた。そこから後半部分も(多少の緩急はついているが)一定に近い
スピードを維持する形。

今回の特徴は、レースを通して一定以上の水準をキープし続けた…という部分。
道中の水準自体は昨年ほどではないものの、その分前半は流れているし(前3Fで
言えば1.2秒速い)、しっかりと息を抜ける場面がなく、適性的には、やはり
持久力&持続力が厳しく問われた。

脚質的には、一応前の馬も残っているが、今の馬場&展開的にやはり差し馬が
優勢に。ただし、前後どちらにしても道中では厳しいラップを踏んでいる扱いに
なるので、結局は地力が反映された印象ではある。

クラシックに向けては、ダービーはもちろんだが、皐月賞でももう少し変化への
対応力(G1馬の切れ)が必要になるので、その点は他のレースによる裏付けが
欲しいところだが、上位の地力には一定の信頼はおける。
その先の古馬中距離戦線まで含めて、長い目で考えていきたいところ。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

マテンロウレオ
前半はじっくりと入ったが、道中はやはり高い水準で進めていて、最後まで
しっかりと伸び切る形での勝利。前走のG1でも一定の力は示していた馬だが、
今回は(特に最後の部分で)それを更新。持久力&持続力は認めておきたい。
この先は、もっと上がりの脚が問われる場面でどこまで出来るか?ということに
なりそうだが、仮にクラシックでは少し足りない…となったとしても、将来的に
一貫した展開での活躍は期待できそうなタイプ。長い目で注目はしていきたい。

ダンテスヴュー
追走部分はある程度じっくりと進めつつ、道中は高い水準のラップを踏んで→
上がりをまとめての2着。最後は際どく差されたものの、自身としてはしっかり
持続力を発揮している内容だし、当然これも評価はしておきたい。
馬体は450kg台だが、(地脚の強さか)ひと蹴りの推進力を感じられる馬で、
スケール面もあまり気にならないタイプ。その点でもう少し延長しても対応は
できそうだし、この手の(道中~上がりという)脚の使い方で、この先も活躍
する可能性はありそう。やはり注目していきたい。

メイショウゲキリン
逃げて淀みのない展開を演出しつつ→しっかり粘り込んでの3着。芝の前2走は
ハッキリと上がりに寄った内容だったが、今回はレースを通して平均的に脚を
使った格好で、新たな一面を見せると同時に高い持久力&持続力を示した。
これが出来るのであれば…というところで、この先の可能性は大きく広がった
印象ではあるし、その地力で、次戦以降での活躍も十分期待はできそう。



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