- 速い入り方から、大きく緩みつつ→しっかりと加速する展開。
- 一定の持久力&切れが問われた。
オークス結果
1 | カムニャック | 2.25.7 | 33.8 | 11-11-12-11 |
2 | アルマヴェローチェ | 2.25.7 | 34.2 | 06-05-05-05 |
3 | タガノアビー | 2.25.9 | 33.5 | 18-18-18-17 |
4 | パラディレーヌ | 2.26.0 | 34.3 | 09-08-08-08 |
5 | リンクスティップ | 2.26.2 | 34.5 | 14-14-08-08 |
天候:曇 芝:良
上り4F:47.2 3F:34.7
前半1000m:60.0
12.3-10.6-11.9-12.6-12.6-12.7-12.9-12.9-12.5-11.6-11.4-11.7
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、スタートはかなり速い流れになったが、その分道中は大きく緩んだ展開。そこから勝負所もギリギリまで溜めつつ→直線で大きく加速する形。
今回の特徴は、レース全体としてダイナミックに緩急がついたこと。
前半(3F)の速さ&道中の遅さがともに、過去でも指折りという扱いになっていて、一定の持久力&切れが問われた中で、変化への対応力、オンオフの切り替え(要は折り合い)という部分も重要になった。
脚質面では、「引っ張られての→緩急」パターンのテンプレートのようなレースで、この手の展開では後ろの馬は道中~勝負所で労せずして差を詰められるため、前の馬がスタートで使った分の脚は損でしかない。結果として、決め手勝負で差し馬が優勢になった。
今回は、道中で高い水準のラップを踏んでいる馬も数頭いるものの、(上位でも)例年と比べればじっくり…という内容になっている馬が多い。
その点でこの先に向けては、地力の部分では他のレースと合わせて考えたいところだし、それぞれの挙動も加味しつつ、細かい上げ下げはしたいところ。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
カムニャック
中団の後ろからじっくりと進めて、直線は外からしっかりと加速しての勝利。最後は少し惰性になっていたが、性能の高さを存分に発揮した。
自身が踏んだ道中水準に関しては、(距離換算しても)フローラSの方が高いくらいの扱いになるので、地力の部分でハッキリと更新とは言えないが、今回のような効率が問われる(長い道中で無駄な力を使わない)方向性ではこの先も面白そう。
より高い水準で前進できるかどうか?など、じっくりと観察していきたい。
アルマヴェローチェ
スタートが良く、鞍上も好ポジションを確保という動きをしたことで前半で脚を使って、それでも上がりをしっかりとまとめての僅差の2着。内容的には、上位の中で最も逆境の立場だったと言えるし、改めてその実力を示した。
今回も含めて、デビューから負けても全てタイム差なし…を継続。もう少し持続的な要素が濃くなっての前進も考えられるし、秋も当然中心の1頭にはなりそう。
しっかりと注目しておきたい。
リンクスティップ
じっくりと入る形から、3コーナー前後で押し上げつつ→直線でジワジワと詰めての5着。先に動いた分、直線での一気の加速への対応が難しくなった雰囲気だが、周りと比べて自身が踏んだ水準は高くなっているし、力は十分に示した。
個人的なイメージでは、リスグラシューなどと近いような方向性だと感じていて、(古馬になればより重要になる)長くいい脚を使う…という資質が問われて前進する可能性は考えられるし、さらなる成長を待ちつつ、じっくりと注目していきたい。
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