2010年2月17日水曜日

きさらぎ賞回顧 2010


レース総括
■前半速く、道中が緩む形から徐々に加速していく展開
■持続力(&持久力)が問われた


きさらぎ賞結果
ネオヴァンドーム1.48.6 34.6 07-07
レーヴドリアン1.48.6 34.1 11-11
ステージプレゼンス1.48.8 35.1 06-06
インペリアルマーチ1.49.0 35.8 02-02
ダイワバーバリアン1.49.0 35.6 04-04

天候:曇 芝:良
上り4F:48.2 3F:35.8
前半1000m:60.4
12.8-11.1-11.4-12.3-12.8-12.4-12.0-11.7-12.1




レース詳細
ラップタイムを見れば、前半が速くなり、道中で一旦緩んだ後はこのコース
らしく徐々に加速していく展開で、そのままラストまである程度のスピードを
維持する形。

今回はこのレースとしてはかなり前傾の形になったので、一定以上の持久力が
問われたことは確かで、レースレベルに関してはまずまず高いものだったと
言えそう。

それでも3~5着馬が正攻法でこの流れにある程度付き合ったのに対して、
1、2着馬は前半or道中でしっかり控えて受け流した感もあるので、展開利
という側面も否めないところはあって、単純にこの着順を信用するのは少し
危険を伴うかもしれない。

したがってこの先に向けてのこのレースの扱い方としては、レース全体として
捉えるのではなく、あくまで個別のパフォーマンスに注目するという姿勢で
いきたい感覚。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ネオヴァンドーム
スタート直後は好位につけたが、3Fを待たずに道中は徐々にポジションを
下げて行く形。
今回で道中に関してはおそらく更新しているが、それでも今まで通りじっくり
溜める競馬だったことには変わらず、引き続き締まった展開でどこまで出来る
のかは未知数のところがある。
この先その点は特に注目していきたい。

レーヴドリアン
2~3Fの段階で既に先頭からはかなり離されたポジションで、道中もそこまで
押し上げた印象はないことから、ほとんど上がりのみという競馬。
この馬の場合、高いレベルで突き抜けられるだけの決め手(切れ)を使うという
よりも、もう少し道中から勝負するタイプに思えるので、この騎乗は少し疑問。
この結果で割り引く必要はないだろうが、おそらく上がりそのものには限界が
あるとなれば、あとは道中がどの程度まで耐えられるかを見極めたいところ。

ステージプレゼンス
ある程度引っ張られるポジションから道中も流れのままについて行く競馬で、
そのまま最後までなだれ込んだ形。
この内容なら一定の地力は認められるが、前半~道中の分だけ結果的に脚を
削られる格好になったので、これ以上厳しい展開になってどうか…という印象。

インペリアルマーチ
馬体的に緩い作りに見えたが、好位から押し切る形でしかも最後に不利となれば
十分評価できる内容。
今回は前半が速かったので仕方のない部分はあるが、それでも結局上がりに
関してはほとんど更新できなかった。
スタート直後の速さといい、これだけの馬力の持ち主なので、それを活かすには
地力で押し切れそうなマイルの方が合っていそうなイメージではある。

ダイワバーバリアン
スタートが悪く前半でかなり押し上げる形で、しかも直線では前を塞がれて
追い出しが遅れた。
それでも最後はかなり伸びてきていて、少なくとも地力の面では上の馬達に劣る
ような内容ではなく、次戦以降で巻き返す可能性はかなり高そう。
ただしレースを見る限りは、これ以上の距離延長には疑問を感じなくもない…。


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