2010年2月24日水曜日

クイーンC回顧 2010


レース総括
■前半やや速く、道中もあまり緩まない展開からの上がり勝負
■一定以上の持久力、切れが問われた


クイーンC結果
アプリコットフィズ1.34.4 35.1 02-02
プリンセスメモリー1.34.7 34.3 15-15
テイラーバートン1.34.9 35.5 03-02
トーセンフリージア1.34.9 35.1 09-06
ブルーミングアレー1.35.2 35.6 04-04

天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.2
前半4F:47.1
12.4-11.0-11.6-12.1-12.1-11.7-11.4-12.1




レース詳細
ラップタイムを見ると、前半はミドルペース~やや速いくらいで流れて、道中は
一旦落ち着きはしたが極端には緩まない展開、ラスト3F~2Fで徐々に加速して
いって、最後だけ少し落ちる形。

今回のレースに関してはどの部分が特徴的かというよりも、前半-道中-上がりの
全てにおいてある程度高い水準になっていて、それを考えると当然ではあるが、
勝ちタイムも改修後では2番目に速いものになっている。

この展開では、前半~道中の速さによって一定以上の持久力が問われ、そこから
さらに勝負所での切れが必要となり、レースのレベルとしてはある程度高いもの
だったと言えそうで、特にこの形を好位から突き抜けた勝ち馬の実力はこの先も
十分信用できるレベルにありそう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

アプリコットフィズ
前走の完全な持久力勝負にも、今回の高い水準の道中からの決め手勝負にも
普通に対応していて、今のところこれと言って不安な要素が見当たらない。
現状ではこのまま頂点に登りつめたとしても何も不思議ではない雰囲気。

プリンセスメモリー
位置取り的に前半の速い部分は受け流せたと思うが、それでもこの流れを
上位まで差してくるというのは、一定の持久力がなければ出来ないこと。
この先のレベルの高いところでは能力的に頭打ち…ということになるかも
しれないが、しばらくは注目しておきたい感覚。

テイラーバートン
地力ではこのメンバー相手ならさすがに上の存在であることは示した形だが、
道中をまともに走れていない現状では、勝ち馬に逆転したり、大きいところを
獲ったりというのはなかなか難しく感じる。
この馬の場合、本質的には距離は長い方がおそらく合っているが、持久力に
裏付けされたスピードまかせな走りでは、(オークスなど)実際に距離が長く
なったら終いが甘くなるのは確実で、このままだと昨年のリーチザクラウン的な
立場(もちろん牝馬の中で)に陥りそうな雰囲気を感じる。


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