2010年2月3日水曜日

根岸S回顧 2010


レース総括
■レースを通して一定のスピードで流れるフラットな展開
■スピード持続力が問われた


根岸S結果
グロリアスノア1.23.7 35.5 09-09
サマーウインド1.23.9 36.5 02-02
オーロマイスター1.23.9 35.5 12-12
スーニ1.24.0 36.5 02-03
ワンダーポデリオ1.24.0 35.8 10-09
ミリオンディスク1.24.0 36.2 04-06

天候:晴 芝:良
上り4F:48.1 3F:36.3
前半3F:35.6
12.4-11.5-11.7-11.8-11.8-12.0-12.5




レース詳細
ラップタイムを見れば、時計の掛かるダートだったことを考慮しても前半は
かなり遅い流れ、その後はほとんど緩むことなく一定のラップを刻み続けて、
ラストが少し落ちる形。

例年かなりのハイペースになっていることを考えれば、今回は明らかに前半の
遅さが目立っていて、持久力という点ではあまり問われなかったと言えそう。

だだし前半がスローだと言っても、その分道中が淀みなく流れて息の入らない
展開になったことで、レースとしてはかなりの持続力が問われて、ハイペース戦
とは違った形で、やはり先行馬には厳しい流れだった。

今回の場合、地力の面では例年のレベルより劣る可能性もあるかもしれないが、
(スピードの持続という)適性面を考えたら距離延長のフェブラリーSに向けては
むしろ普段よりもつながる…という可能性も十分ありそう。

(もちろんその場合は、昨年のような速い馬場になれば別だが、他のレースに
おいてハイペース耐性という点での裏付けは必要になるが…)


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

グロリアスノア
強い3歳世代の中で上位争いをしてきた馬なので、確かに人気の盲点に
なっていたというのは頷ける。
それでも今回は位置取り的に前半でゆったり出来たこともあって、先に
仕掛けて最後に落ちてきた馬を交わした…という見方をできなくもない。
もちろん溜められた時の決め手という部分ではしっかり評価出来るし、
(3歳春の水準ではあるが)ハイペース耐性も示している馬だが、それが
古馬G1における前半~道中の水準に耐えられるかということを考えたら、
現時点では未知数としか言えない。取捨は難しいところ。

サマーウインド
いつもより前半を抑える騎乗ではあったが、長い脚が必要な展開を好位から
押し切る形で2着しているのだから、やはり地力はかなり高い。
それでも1200mにおける勝負所での余力たっぷりな印象は影を潜め、スピードの
持続という形よりも、ハイペースから持久力の違いで粘り込むという形の方が
合っているようにどうしても感じてしまう。
さらに距離延長するG1の舞台が合うとはとても思えない。
やはり距離短縮で狙いたい。

スーニ
斤量を背負い、外を回して積極的に上がっていく形だったことを考えれば、
着順は4着でも強い競馬だったと言えそう。
1F伸びて切れやスピードを問われる展開になるとあまり主張できないのかも
しれないが、とにかく1400~1600mでのハイペース戦では、地力の高さで
自然と浮上してきそうなタイプで、展開や位置取りに左右される部分は
あるだろうが、本番では積極的に考えておきたい馬。


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