2010年2月6日土曜日

小倉大賞典@中京競馬場展望 2010


何はともあれ問題は中京開催。
しかも1800mは近年はOP(古馬)すらほとんど行われていないコース。

とりあえず過去10年のG3(このコースで行われていた時代の中日新聞杯)と
1600万クラスの平均ラップから調べてみる。

中京1800mクラス別ラップタイム(G3-1600万)



傾向
両者のラップタイムを比較すると、まず前後半3Fに関してはほとんど違いが
見られないのに対して、道中だけは明らかにG3の方が速く流れている。

つまりこのコース1番の特徴は道中の水準の高さだと言えて、形としては前半
ミドルペースから道中~上がりで一定のスピードを刻む展開になりやすくて、
ここで好走するためにはレースを通しての持続力が必要になる。

したがって、重賞が行われる2000mが前半ハイペースからの持久力勝負になり、
スタミナ色の強い馬の好走が目立つのに対して、1F短いだけでもこの舞台では
スピードで押し切れるマイラー的な要素を持つ馬に注意しておきたいイメージ。
(もちろん距離的な裏付けは欲しいが…)


好走の条件
・持続力が高いこと


予想
先週あたりからそろそろ時計が掛かりつつあって、今現在のこの寒さの中で少し
でも馬場が湿るようなら、速い時計に対応できないタイプの台頭もありえる。
少なくとも昨年暮れの開催のようなことはないはず。
展開は好位を主張したい(しそうな)馬も結構いるが、ミドルペースの一貫した
流れを想定しておきたい。

◎マイネルスターリー
瞬間的な切れには乏しいところはあるが、とにかく終いの部分の持続力は相当な
ものを持っていて、勝負所で射程圏にさえいれば確実に伸びてくるタイプ。
休み明けではあるが、ここ2戦で破ってきた相手を考えれば、普通に勝ち切って
当然くらいな存在。

○ドリームサンデー
前走は高速馬場でのハイペース戦を押し切る形での2着で、スピード持続力勝負
想定の今回に向けてはかなり評価出来る内容だった。
ここでは前走ほど楽に先手を奪うのは難しいかもしれないが、おそらくペース
自体はもう少し遅くなることが予想されるので、十分に持ち味は発揮できそう。

▲ホッコーパドゥシャ
前走はレース後半の速いスピードについていけなかったところが大きく、単純に
切れ負けと考えれば度外視できる。
それよりも今回は1度叩いた上積みを期待したいところで、元々レースを通した
持続力勝負での実績は十分なだけに、前がある程度やり合うようなら自然と浮上
してきそうな雰囲気。

注マヤノライジン
ここ2戦に関してはスピード負けしているところがおそらく大きくて、レースの
中に極端に速い瞬間がない展開であれば、持ち前の持続力を活かせる。
前がある程度競り合って終いの時計が掛かる展開であればベスト。

△アーリーロブスト
前走は着順はともかく、厳しい流れを好位から良く粘っていて、なかなかの
スピード持続力を持っていることを示した形。
1F伸びるのは少し微妙だが、タイプ的には合っている可能性は十分。

×マンハッタンスカイ
前走は前には厳しい流れをある程度好位から良く粘っていて、特に持久力の
面ではこのメンバーなら十分上位の存在。
ただしこの距離だと道中のペースが少しでも緩んで欲しいので、あまり締まった
流れになると厳しい。

×リトルアマポーラ
タイプ的にレースを通して一定のスピードで押し切るというよりも、もう少し
長い距離で、道中をゆったりとした形から持久力の違いで浮上するイメージ。
適性的にここでは少し疑いたい感覚。




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