2022年4月15日金曜日

桜花賞回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • 前半まずまず、道中で一旦溜めつつ加速して→最後まで落ちない展開。
  • 一定の持久力&切れ&持続力が問われた。

桜花賞結果

スターズオンアース1.32.9 33.5 10-09
ウォーターナビレラ1.32.9 34.0 02-02
ナムラクレア1.33.0 33.9 04-04
サークルオブライフ1.33.0 33.3 13-15
ピンハイ1.33.0 33.4 12-13

天候:晴 芝:良
上り4F:46.1 3F:34.1
前半4F:46.8
12.4-10.8-11.4-12.2-12.0-11.1-11.5-11.5



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半はまずまずの流れだが、道中は(馬場を考えれば
特に)一旦しっかりと落ち着いた展開。そこから勝負所で大きく加速しつつ→
直線は最後までスピードが落ちない形。

今回は、前半でそれなりに引っ張られているので、一定の持久力は問われた。
それを前提として、道中以降は大きな緩急がつく形になったが、一瞬で決着が
ついた…というよりも、どこまで続けられるか?という戦いだった。
適性的には、切れ&持続力のバランス…といったところ。

脚質的には、それなりに流れに乗りつつ、中団までにつけた方が優勢になった
イメージだが、前から止まった馬も多数存在する…という結果。
その点では地力があってこそで、(後ろ過ぎる馬はともかく)前後はイーブンに
近かった…という気はする。

あとは今回、極力ロスなく進めた馬が優勢になったが、理由としてはやはり、
速い馬場&最後まで落ちない展開の中で、早い段階から(相対的に)脚を使わ
ない…ということが重要になった雰囲気。逆にコーナーで少しでも押し上げる
動きをした馬は、直線で伸び切れなかった。

この先に向けては、今回の場合、短い距離に対応できるようなタイプの活躍も
目立っており、距離延長に対するつながりはもう少しじっくりと考えたい感覚に
なるし、2⇔3着間以外は10着までカタカナの着差が並んでいることからも、
適性面での上げ下げは重要になってきそう。

もちろん、上位の実力は認めつつ…というのは前提だが、(レース全体という
よりも)個々の性質を見極めて、注目はしていきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

スターズオンアース
微妙なスタートから意識的に流れに乗せつつ、中団のやや後ろから→(レース
ラップが全く落ちない中で)最後までしっかり伸び切っての勝利。
ロスを抑えた好騎乗ではあったが、他の上位よりも道中では少し脚を使っている
内容だったし、直線では不利もあった。
パフォーマンスも大きく更新しているし、その力はやはり認めておきたい。
次は順当にオークスとのこと。それなりの水準で9Fを勝ち切っていて、溜めも
効かせられているし、細かくはならない走法的にも、距離延長自体はこなせても
良さそう。他との兼ね合いにはなるものの、何だかんだ地力というレースだし、
桜花賞馬として好走の可能性は当然あっていいはず。注目はしておきたい。

ウォーターナビレラ
道中は溜める形だったが、前半で脚を使いつつ→上がりをしっかりまとめての
2着。最後は交わされたものの、控えた馬も浮上してきた中での、番手からの
→粘り込み。地力を示した。
走法などからは、距離延長がどちらに転ぶのか?というところはあるが、1つ
上げ切れない雰囲気はありつつも、それでも脚を伸ばす(止まらない)という、
何となく掴みどころのないタイプ。同じような印象を受けた馬ということでは、
クロコスミア(?)的なところがあるかも知れない。(確信は持てないが)
だとすると、溜めは利かせられているし、中距離もこなす可能性はある…かも。
実際にこの先、どのような経緯を辿るのか。長い目で観察していきたい。



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