2023年1月4日水曜日

有馬記念回顧(ラップ分析)2022


まとめ
  • 平均的な流れから、後半は長い脚を使う中で変化がついた展開。
  • 持久力&末脚の持続力&一定の切れが問われた。

有馬記念結果

イクイノックス2.32.4 35.4 08-09-06-03
ボルドグフーシュ2.32.8 35.2 14-14-15-06
ジェラルディーナ2.33.1 35.7 14-14-11-12
イズジョーノキセキ2.33.2 36.1 07-07-08-06
エフフォーリア2.33.2 36.3 05-05-04-03

天候:晴 芝:良
上り4F:47.8 3F:35.9
7.0-11.3-11.7-12.1-12.5-13.1-12.7-12.4-11.8-11.9-12.2-11.4-12.3



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタートはまずまずの入り方をしたが、その分道中は
少し落ち着いた展開で、流れは総じて平均的。後半は早い段階からペースアップ
しつつ→勝負所でもう1度しっかりと加速という形。

今回は、流れとしては特別に速くもなく遅くもなく…というくらいだが、元々
水準が高いレースの平均。やはり持久力は必要になったはず。

それを前提とした上で、後半は長い脚を使う中で変化をつける形になっていて、
適性的には、末脚の持続力&一定の切れ("余力"に近いが)が問われた。

脚質的には、低くはない水準の中でペースの細かいアップダウンを繰り返した…
というところで、前の馬には少し負荷が掛かったイメージになり、当日の馬場の
傾向も合わせて、差し馬が優勢になった。

この先に向けては、とりあえず今回は総合力勝負という雰囲気ではあったので、
上位の実力は信頼していいだろうし、まずはそれらの活躍に期待したい。
あとは位置取りや状態などの点で、細かい上げ下げを考えて…といったところ。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

イクイノックス
前後どちらにも行ける含みを持たせたスタートから→控える選択をして、後半は
外からの正攻法で早い段階で先頭に立っての→完勝。
ひと昔前の最強クラスがやっていたような横綱相撲で、これはもう強いの一言。
鞍上のペース判断&タイミングと合わせて、素晴らしい秋2冠目となった。
東京型、グランプリ型を問わずしっかりと力を出せて、(個人的には)さらなる
距離延長も問題ないタイプだと思うので、次は本当にどこへ行っても…という
感覚になる。動向に注目しつつ、大いに期待しておきたい。

エフフォーリア
外からある程度流れに乗って、後半も早仕掛けをしっかり受けて立ちつつ→直線
踏ん張っての5着。上位は斤量が55kgの馬ばかり…というハッキリした傾向が
出た中で、57kgを背負って唯一の掲示板に載った訳だし、力は示したと言える。
この1年は中山&阪神の内回りのみに出走した訳だが、(個人的には)大きく
ゆったりと走って&真っ直ぐに力を使う形でこそ、真価を発揮するイメージでは
あるし、やはり広いコースでもう1度その走りを見たい感覚にはなる。
これも動向に注目しつつ、とにかく適鞍を待ちたい。



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