- 前半(~道中)がかなり速くなった展開。
- 高い持久力&持続力が問われた。
阪神JF結果
| 1 | スターアニス | 1.32.6 | 34.5 | 08-07 |
| 2 | ギャラボーグ | 1.32.8 | 34.3 | 12-13 |
| 3 | タイセイボーグ | 1.32.9 | 35.0 | 06-06 |
| 4 | スウィートハピネス | 1.32.9 | 34.5 | 11-09 |
| 5 | アランカール | 1.33.1 | 34.7 | 18-09 |
天候:晴 芝:良
上り4F:47.3 3F:35.3
前半4F:45.3
12.4-10.5-10.8-11.6-12.0-12.0-11.4-11.9
レースラップ分析&雑感
ラップタイムを見ると、前半がかなり速くなって&なかなかスピードが落ちない展開。そこから勝負所手前で一旦溜めつつ→直線で加速という形。
今回の特徴は、やはり前半部分の速さ。
前後半がピッタリ2秒差という前傾のバランスになっていて、これはコースが改修された2006年以降では3番目に前掛かりな展開。当然、高い持久力が問われた。
後半に関しては、一応は加速が入っている形だが、(縦長の隊列の中で)上位を占めた中団以降の馬の挙動は、道中から高い水準のラップを踏んで→レースを通して平均的に脚を使うor道中~上がりで長い脚を使う…という内容。適性としては持続力が必要になった。
その点、例年のこのレースとは少し問われたものが違っているイメージにはなっていて、この先に向けても、上位の地力はしっかりと認めつつも、舞台によっては細かい上げ下げはしてきたい感覚になる。
各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察
スターアニス
中団から徐々に、道中から高い水準のラップを踏みつつ→直線も一定のリズムで脚を伸ばしての差し切り。これまでのイメージ通りに一貫した内容で持続力を発揮した格好で、その方向性での強さは当然認めておきたい。
来年に向けては、"変化"という部分への対応が鍵になりそうだが、そこはじっくりと見極めつつ、注目していきたいところ。
ギャラボーグ
勝負所~直線はロスなく進めた格好だったが、これまでは中距離のゆったりとした流れしか経験していなかった馬が、このペースに対応できたことは大収穫だった。
適性面でも、これまでのハッキリとした"切れ"という内容から、今回の道中~上がりの"持続"という内容をこなして幅を示したし、この先の期待が大いに膨らんだイメージ。
しっかりと注目していきたい。
タイセイボーグ
厳しい展開の中で、掲示板に載った馬の中では最も前から進めつつ→直線も最後しっかり踏ん張っての3着。この馬のポジション辺りで平均的に脚を使った扱いになっていて、これまで示していた後傾の内容と合わせて考えると、これも収穫は大きかった印象になる。
来年もしっかりと注目しておきたい存在。
アランカール
前半は後方でゆったりと進めて、ラスト5F辺りから一気に動く形で道中で極端に脚を使いつつ→上がりは止まりながら…という内容。その道中で自身が踏んだ水準というのが、(構造的に道中が速くなりがちの)中山の古馬重賞でもあまり見ないレベルになっていて、これは無理筋…という競馬ではあった。
とりあえず今回の結果は度外視でいいだろうし、来年また改めて期待したいところ。



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