2009年12月24日木曜日

朝日杯FS回顧 2009


レース総括
■前半速く、道中が緩む形の上がり勝負
■勝負所での切れ味&末脚の持続力が問われた


朝日杯FS結果
ローズキングダム1.34.0 34.7 07-09-08
エイシンアポロン1.34.2 35.2 05-06-05
ダイワバーバリアン1.34.5 35.6 02-05-05
ガルボ1.34.6 35.5 07-07-08
ニシノメイゲツ1.34.7 35.2 12-12-12
キングレオポルド1.34.7 36.0 05-03-02

天候:晴 芝:良
上り4F:47.9 3F:35.6
前半4F:46.1
12.0-10.8-11.4-11.9-12.3-12.3-11.7-11.6




レース詳細
ラップタイムを見れば、前半が速い流れから、道中はある程度しっかり緩む展開、
4コーナーで加速して、直線では最後まで速いスピードを維持する形。

近年の道中がゆったりする傾向がほとんど決定的なものになってきた…という
感じだが、実際に朝日杯・過去10年の平均と比べると、明らかに道中が遅く、
一見するとレベル的に疑問視してしまいそう。

しかし近年のこの傾向が、以前よりもクラシックにつながりやすくなってきた
ことを考えれば、最早適性的には全く別のレースになりつつあって、そことの
比較はあまり意味を成さないのかもしれない。

そこで、最終的には菊花賞までこなしたセイウンワンダーが勝利した昨年と
比較してみると↓



昨年が少し時計の掛かる馬場だったことを考慮すれば、前半は昨年の方が
やや速いくらいの流れ。
道中に関しては、昨年の方が一見かなり緩んではいるが、実際には飛ばした
逃げ馬がゆったりしたところを後続がかなりの勢いで迫る形だったので、
今年と同等、もしくは昨年の方がやや速いくらい。
終いの部分では、前半~道中の違いによって今年の方がやや速くなっている。

これを見れば、多少の展開的な違いはあるものの、大筋ではほとんど同じような
内容だったと言えそうで、戦前の段階では昨年の方が明らかにレベルの高さを
感じるメンバー構成ではあったが、結果的には(少なくとも上位馬に関しては)
今年もそれほど遜色の無いパフォーマンスを示している…という印象。

したがって昨年上位に入った馬のその後の活躍を考えれば、今年の場合も十分
来年につながると見て良さそうで、基本的には上位馬をそのまま信頼する方向で
いいのだと思う。
(あとは前半で飛ばして潰れた馬の距離短縮での巻き返しくらい)

この展開が今後につながる理由は…
まずは前半の速さによって一定以上の持久力が問われていることは間違いなく、
地力の低い馬の足切りはしっかり行われているということ。
そして勝負所での切れ&終いの持続力という、距離延長には欠かせない要素が
重視されて、一本調子のスピード馬が好走するのは難しくなっていること。
…といったところだろう。


各馬について
出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ローズキングダム
マイルの速い流れにも普通に対応していたし、最後の部分でも余裕すら感じ
られる勝ちっぷり。
とにかく現時点でこのメンバー相手なら抜けている印象で、瞬間的な切れという
部分以外は今のところ文句のつけようもない。
間違いなく来年・クラシックの中心を形成する1頭だろう。

エイシンアポロン
この馬も積極的に仕掛けていったことを考えたら強い内容。
タイプ的にこの舞台なら切れ負けすることはなさそうな馬なので、4コーナーを
もう少し我慢させても良かった気もしないでもないが…。
とりあえず現段階で見せているパフォーマンスを考えたら、距離延長もある程度
こなせそうだが、勝ち負けまで考えるとトライアルまで…という印象は残る。
将来的にはやはりマイル路線がいいのだろう。
ただしこのレース自体が、クラシックにつながるようになってきたという傾向を
考えた(認めた)時に、逆にマイラータイプの信頼性は低下しているのでは?
…という疑問は湧くため、今後の傾向を測る上でもこの馬のパフォーマンスには
特に注目しておきたい。

ダイワバーバリアン
前半を積極的に行って、直線ではスムーズさを欠いた内容を考えれば、一定の
評価は出来そう。
ただし今回、デイリー杯2歳S、1400mでの内容を見れば、タイプ的には
エイシンアポロンにかなり近い性質の持ち主で、同時にパフォーマンスでは
少しずつ劣っているため、今後おそらく同じような路線を辿っていく中で、
当面はその壁をどう乗り越えられるかが課題になりそう。



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