2020年5月2日土曜日

天皇賞(春)展望(予想)2020



予想


土曜の競馬を見ると、細かい位置取りはもちろん展開次第ではあるものの、
基本的には前から押し通すと言うよりも、しっかりと末を伸ばすことが重要
…という馬場。

その点、前が残ってしまう…というようなパターンは起こりづらいだろうし、
実力馬をシンプルに評価で良さそうだが、その中で少しだけ上げ下げをして。


◎ユーキャンスマイル
昨秋のG1ではあと1つ結果を出し切れなかったものの、夏以降は(数字上でも
はっきりと)パフォーマンスを上げてきていて、単純に地力の部分で考えれば、
昨年5着からの前進は十分に考えられる。
前走・阪神大賞典も、厳しい展開の中で、ロスなく&無理のない形で押し上げて
→直線交わすだけ…という好騎乗での勝利だったが、自身としてはかなり長い
脚を使っているし、やはりその力は認めていいはず。
絶好調!とは言えない今年の馬場に対しては、"性能"に寄り切らないこの手の
タイプは合っていそだし、怖い相手は大外枠。ここは推し切ってみたい。

○フィエールマン
この馬の久々というのは最早考慮する必要はないだろうし、経歴の中で崩れた
のは凱旋門賞だけ。海外帰りの有馬記念でも崩れずにしっかりと好走。
単純に、その実力は上の扱いになる。
昨年は、展開自体は一旦しっかり緩む場面もあったが、自身は道中を高い水準で
進めつつ→王道競馬で3着以下を突き放した相当に強い内容。
ユーキャンスマイルやミッキースワローが指数を上げてきてはいるが、まだ少し
届いておらず、仕方ないか…と思っていたら、大外枠。
フルゲートでもなく、それだけで覆るか?というレベルだが、1つ下げてみる。

▲ミッキースワロー
大きな走りをして、後半4Fの持続力が売りという馬で、この舞台には適性的に
合っていそうなタイプ。
3000m級は、(合うとは言えない)極悪馬場の菊花賞を経験しただけ。
その時はまだ持久力の部分の裏付けが微妙だったが、古馬になってからしっかり
更新されているし、ここはトップクラス扱いの可能性が残されている…と言って
いい条件ではあるはず。
今回枠を確保して、実績のある2頭に不安点がなくもない。可能性は考えたい。

注キセキ
実力は当然上位。大きな出遅れから→暴走した前走に関しても、その走りからは
シンプルに強い馬…という印象だったし、単純に歯車がかみ合えば…なはず。
今回は武豊Jなので、スタートで遅れたら遅れたで→慌てず騒がずという騎乗に
なるだろうし、差しが決まらない馬場ではないので、前でやり過ぎになるくらい
なら、末に徹した方が上手くいく可能性もある。
あからさまに気性的な問題を抱えた馬を強く推す…というのはさすがに難しい
ものの、相対的に評価が落ちるここは、やはり注目はしておきたい。

△エタリオウ
元々は、道中〜上がりという脚の使い方で高いパフォーマンスを発揮しており、
菊花賞では、道中押し上げる内容から→フィエールマンと接戦を演じての2着。
昨年はデムーロJが後方ポツンの競馬をして、正直ちょっと勝負にならなかった
格好だが、その点、(末を伸ばせず結果は伴っていないものの)積極的な競馬を
してきた近走の内容が今回こそ活きるかも。
川田Jへの乗り替わりなら、ある程度それは継続されるだろうし、この距離で
中団&インならば、むしろピッタリかも知れない。巻き返す可能性は考えたい。

△シルヴァンシャー
前走・京都大賞典は、道中最内を通っていた馬が上位という中で、この馬は特に
後半外を回しつつ→3着に浮上。その内容はJCを勝つ前のシュヴァルグランと
被るところがあり、高く評価できる。
当然個人的には、次戦さぁ来い!とばかりに待ち構えていたのだが、ぶっつけで
天皇賞春。さすがに考えてしまう…。
覚醒直前のメールドグラースを破っていたり、それでも…と思うが、相手まで。

△モズベッロ
とりあえず、日経新春杯の内容(位置取りなど)はここにはピッタリ…という
印象だし、最内枠を引いた今回は、(ゴール板の所ではともかく)勝負所までは
同じ競馬が出来ても良さそう。
持続力があり、2段構えで脚が使えるタイプ…という点でもイメージはハマる。
ただ1つ走法的な部分で、(ブレーキが掛かりづらい条件の)3000m級の長い
道中で、効率が悪くならないか?という点は気掛かり。相手までにしたい。

☆ダンビュライト
個人的に、超長距離というのは元々思い描いていた馬で、そしてまだその結論は
出ていない。実際に菊花賞では、極悪馬場の中で他の上位よりも積極的な競馬を
しての5着。ミッキースワローには先着しているし、面白そうな存在ではある。
しかし、ぶっつけも市民権を得た雰囲気にはなっているものの、印象としては
何だかんだ抜けているレベルの馬でないと…というところだし、今回は枠的に
自然とハナに立ちそうな状況。それがプラスに働く馬場でもなく…。



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