2020年5月6日水曜日

天皇賞(春)回顧(ラップ分析)2020


まとめ
  • 落ち着いた入り方から、(実質)道中~上がりで長い脚を使う展開。
  • 高い持続力&持久力が問われた。

天皇賞春結果

フィエールマン3.16.5 34.6 08-08-07-07
スティッフェリオ3.16.5 35.1 03-03-03-03
ミッキースワロー3.16.9 35.3 09-10-05-04
ユーキャンスマイル3.16.9 35.1 06-06-07-06
トーセンカンビーナ3.17.2 35.3 14-14-07-08

天候:曇 芝:良
上り4F:47.9 3F:36.0
4F毎ラップ:50.5-48.6-49.5-47.9
13.2-12.4-12.4-12.5-12.5-12.0-11.6-12.5-12.1-12.2-12.7-12.5-11.9-11.9-11.9-12.2




レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半はかなり落ち着いた流れだったが、その後の道中は
1コーナー手前から一気にペースアップ。そこから細かい緩急がつきつつ高い
水準で進んで、上がりは4Fの戦いという形。

今回の特徴は、キセキ演出の展開そのもの。
ゆったりとしたスタートで、特に後続にしてみれば前半歩いたような内容だが、
道中では、高い水準で加減速を繰り返す展開の中で徐々に詰めて行き、やはり
それなりのラップを踏んだ格好。

そして3コーナー手前辺り、ジワジワと脚を使っていた状況で、前のキセキが
下り坂を使って一気にスパート。
それによって後続も、本仕掛けの前に一息ついている暇がなくなり、そこからは
サバイバル的な様相のレースになった。

今回は、時計は平凡と言えば平凡だが、後半部分で溜められず&削られて、額面
以上の厳しさがあったイメージになり、結果的に持久力&持続力(特に後者)が
しっかりと反映された印象。

一方では、展開のアヤとも言える訳だが、このような、ゆったりと入って→道中
~上がりという脚の使い方になる展開では、後続はなかなか詰めにくい。
無理に仕掛ければ→直線では自身が先に止まってしまう。

(道中の下り坂で徐々に加速→そのまま勝負所に突入する)中山2200mなどで
起こりがちな展開ではあり、今回、そこで重賞勝ちがある2頭が好走している
というのは、もしかしたら無関係ではないのかも知れない。

解釈は難しいところもあるが、それぞれの脚の使い所という観点から見ると、
なかなか面白いレースではあった。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

フィエールマン
中団のやや後ろでじっくりと進めて、他が仕掛けても慌てず騒がず、前を向いて
から→しっかりと脚を伸ばしての差し切り。ルメールJらしい好騎乗だった。
馬自身も、今回は全開!という雰囲気ではなかった思うし、昨年と比較すると
(数字上の)パフォーマンスは落としている扱いにはなるが、それでも終わって
みれば…な結果。改めてその実力を証明した格好。
次戦は様子を見て宝塚記念…ということだが、ピッタリというイメージではない
ものの、地力的に当然上位争いはしてくるはず。注目はしておきたい。

スティッフェリオ
緩い区間は積極的に、速い区間は無理をせず…と、平均的に脚を使った内容。
上がりでも無理な仕掛けをせずに、勝負所で詰めてきた後続を引きつけるような
格好から→(勝ち馬以外には)伸び勝っての僅差の2着。
鞍上の話からは、あまり力を信じてなかった…という雰囲気があり、そのことが
(強気にならず)奏功した部分もあるのかも知れない。
どちらにしても、単なる前残りとは違うので、天皇賞という舞台で結果を出した
力は認めるべきだし、個人的なイメージもしっかりと更新しておきたいところ。

ミッキースワロー
中団後ろから、3コーナー手前~勝負所に掛けて押し上げた内容での好走だが、
先に仕掛けた分、最後は少し伸び切れなかったイメージ。
上の2頭がじっくりとした仕掛けをして→末を伸ばしたことを考えれば、自らを
逆境に追い込んでしまったような内容で、少しもったいない印象ではあった。
もちろん、それでいて内でロスなく運んだ馬などを抑え込んでの3着。素直に
その力は認めていいだろうし、適性的に、正直昨年も見たかった…かも。
(1年の鍛錬で力をつけたからこそ…という部分はあるのかも知れないが)




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