2021年5月26日水曜日

オークス回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 全体としては平均的だが、要所要所で脚をしっかりと使う展開。
  • 高い持久力(&持続力&一定の切れ)が問われた。

オークス結果

ユーバーレーベン2.24.5 34.4 12-13-10-08
アカイトリノムスメ2.24.6 34.4 05-07-10-10
ハギノピリナ2.24.6 34.3 17-17-15-12
タガノパッション2.24.8 34.2 16-16-17-16
アールドヴィーヴル2.24.8 34.5 13-13-13-12

天候:晴 芝:良
上り4F:47.0 3F:34.9
前半1000m:59.9
12.5-11.1-11.8-12.3-12.2-12.6-12.6-12.4-12.1-11.3-11.7-11.9



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、スタート直後は平均的だが(元々それなりに速い)、
なかなかスピードが落ちない展開。その後は道中で一旦落ち着きつつ、ラスト
3Fで一気に加速して→直線は右肩下がりの形。

今回の場合、全体としては平均ラップとそれほど変わらない水準になっているの
だが、「前半なかなか流れが落ち着かず、勝負所も一気に脚を使い切る」形で、
要所要所で前掛かりな競馬になった。

その点で見た目以上に消耗の激しいレースとなり、適性的には(持続力&一定の
切れも一応必要とされたが)やはり高い持久力が問われたイメージ。

脚質的には、上位のほとんどの馬が2桁の通過順になっているように、差し馬が
はっきりと有利に。早め早め…という脚の使い方になった前の馬には、とにかく
厳しくなった。

この先に向けては、数字にしてしまえば"平均的"の域を出ないため、さすがに
高い指数とはならなかったものの、見た目以上の体力勝負。とりあえず上位の
持久力はしっかりと認めておきたいところ。
あとはやはり、好位から負けた馬の巻き返しにも注目はしておきたい。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

ユーバーレーベン
展開的には恵まれた方だが、後半は早い段階で押し上げる動きをしていたし、
そこから(少しだけ溜めつつ→)直線でもう一脚。ゴールドシップ的な良さを
存分に発揮しての勝利だった。
その方向性からは、(立ち回りが重要になるかも知れない)阪神での秋華賞は
馬場次第…といったところだが、エリザベス女王杯にはハマりそう。
将来的にはやはりグランプリを意識しつつ(地力面での上積みは必要だが)、
この先見守っていきたい感覚。

アカイトリノムスメ
(結果的に)ワンテンポ遅らせた仕掛けになったことが奏功したイメージだが、
上位の中では最も前から進めつつ→最後もしっかり脚を伸ばしての2着。
無理はしていないとは言え、数字的にはやはり前半で脚を使っている内容だし、
当然これは評価しておきたいところ。
ディープ産駒だが、元々持続方向の強さも見せていて、今回は距離に対しても
しっかりと裏付けが取れた。
立ち回りも問題なく、とりあえず秋華賞ではかなり面白そうではある。



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