2021年5月13日木曜日

NHKマイルカップ回顧(ラップ分析)2021


まとめ
  • 前半~道中がかなり速くなった展開。
  • 高い持久力&持続力が問われた。

NHKマイルC結果

シュネルマイスター1.31.6 34.0 09-09
ソングライン1.31.6 34.3 06-07
グレナディアガーズ1.32.1 35.1 03-02
リッケンバッカー1.32.2 33.9 15-16
ロードマックス1.32.3 34.5 12-11
タイムトゥヘヴン1.32.3 34.9 06-08

天候:晴 芝:良
上り4F:46.3 3F:34.7
前半4F:45.3
12.2-10.2-11.3-11.6-11.6-11.4-11.4-11.9



レースラップ分析&雑感

ラップタイムを見ると、前半から速くなり、道中も淀みのない展開。そのままの
勢いで勝負所に突入しつつ(多少の加速は示したが)→最後だけ少し落ちる形。

今回の特徴は、(馬場を考えても)前半~道中が速くなったこと。
あからさまな前傾の展開の中で、溜める場面もなく…となれば、適性的には当然
高い持久力&持続力が問われることになった。

脚質的には、前が踏んだラップはやはり厳しく、さすがに差し馬が優勢になった
イメージだが、その中では、内の馬場が荒れていたこともあり、結果的には外を
通った馬…といったところ(そこはハイペースでより強調された雰囲気)。

この先に向けては、厳しい展開で、上位の地力は当然信頼できそうだし、素直に
その活躍に期待したいところだが、適性的にはハッキリと持続力の方に寄った
格好。切れが問われる舞台では、他のレースによる裏付けは取っておきたい。
あとは好位から負けた馬の巻き返しにも、一応注目。


各馬について

出走各馬の詳細&次戦に向けての考察

シュネルマイスター
前半は相対的に受け流しつつ(実際には結構引っ張られている)、道中から長い
脚を使った形で、最後までしっかり伸び切っての勝利。
他と比べると位置取り的な恵まれは少しあるものの、単独で考えれば(これまで
とは全く違うスピード水準の)十分に厳しいラップを踏んでいる格好だし、その
地力は当然認めておきたい。
経歴的に変化への対応という部分もしっかりと見せていて、それと今回の内容を
合わせて考えれば、今後舞台(展開)が替わったとしても、この路線で活躍する
可能性は十分。しっかりと注目していきたい。

ソングライン
好位後ろから、前後半ほぼイーブン…という一貫した走りをしての2着。
(グレナディアガーズの朝日杯とかなり近い内容)
最後は少しヨレた分押し通せなかったが、高い地力を示した。
タイプ的には、やはり少し持続力の方に寄っている印象はあるので、この先の
舞台は選ぶだろうし、今回の内容からは延長よりも短縮…という雰囲気だが、
馬体の印象だけだと、それなりに(距離の)融通は利くのかも…とも思う。
⇒結論を出すのはちょっと保留。とりあえず長い目で観察していきたい。

グレナディアガーズ
上位の中では最も前から&積極的に進めつつ、最後少し厳しくなっての3着。
馬場のいい所を通った…ということとのトレードオフではあるが、外を大きく
回したことによって、伸び切れなくなった可能性もあるし、それを考えれば、
やはり良く粘ったという扱いでいいはず。
今回の内容的には、距離短縮方向のイメージになるが、川田Jのコメントからも
秋はそちらに向かいそうな雰囲気。当然注目はしておきたい。



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